今回の事件で芸能人自殺問題の深刻性がまた注目されている。 一部の芸能人の精神健康問題で済ませるには、あまりにもその数が多いということだ。 専門家は、芸能人という職業の特殊性と韓国社会の特殊性に分けて原因を探している。
まず芸能人という職業自体が、若い年齢で過度なストレスに耐えなければならないという点を原因に挙げている。 絶頂の人気を享受しながらも「これがいつまで続くのか」と常に不安な気持ちで過ごしているということだ。
激しいストレスを受けても、これを解消するところがないという点も芸能人の特殊性だ。 知人に自分の悩みを打ち明けると、それがうわさに乗って広まるのではないかと心配する。 同じ理由でうつ病があっても病院に行かない芸能人も多いというのが、精神科専門医の指摘だ。
05年以降相次いでいるスターの自殺が芸能界に模倣自殺シンドロームを招いた、という分析もある。 いわゆる‘ウェルテル効果’だ。 芸能人の自殺は一般人への波及効果も大きいが、同質感を抱く同僚芸能人にはるかに大きな影響を及ぼすという。
実際、05年以降、イ・ウンジュ(05年2月)、ユニ(07年1月)、チョン・ダビン(07年2月)、アン・ジェファン(08年9月)、チェ・ジンシル(08年10月)、チェ・ジンヨン(今年3月)など大型スターの自殺が続いている。
自殺した芸能人の相当数はネット上の誹謗が直接的な原因になっているだけに、社会の雰囲気が芸能人に過度に厳しいという主張も提起される。 パク・ヨンハの自殺が伝えられると、多数の日本人はネット上で「韓国ネット上の誹謗のため芸能人の自殺が続いている」と指摘した。
ユン・デヒョン教授は「他人の愛と評価に依存するしかない職業の特性上、外部の過酷な評価は大きな傷になる」とし「ネット上の誹謗が芸能人にとって非常に大きなストレスになるのは疑いの余地がない」と述べた。
ユジン、昔の恋人パク・ヨンハを弔問
パク・ヨンハの昔の恋人である歌手兼女優のユジンも故人を哀悼するために焼香所を訪れた。
この日午後4時20分ごろ、黒のワンピースにめがねをかけ、霊安室を訪問したユジンはうろたえた表情を見せていた。パク・ヨンハとユジンは2003年KBS2ドラマ「loving you」で恋人役で共演し、実際に恋人に発展した。2年余り交際して別れたが、良い仲間として過ごしてきた。
「本当に自殺したのか。信じられない。事実なら今日(30日)日本はサッカーで負けるし、パク・ヨンハまで自殺した」
30日、韓流スターパク・ヨンハが自殺したというニュースに日本メディアとファンが衝撃に陥った。韓流スターであるパク・ヨンハは韓国より日本で着実に活動を続けており、日本ファンたちに衝撃を与えた。
日本メディアは30日午前、速報で「パク・ヨンハがソウル論硯洞の自宅で自殺した」と報道した。日本のフジテレビは午前8時、速報を通じて「パク・ヨンハが首をつって自殺した」という韓国の連合ニュースを引用し、報道した。フジテレビはパク・ヨンハが「すまない。すまない」と言ったというYONHAPニュースを引用・報道し「どうしてすまないと言ったのかその理由は分からない」と伝えた。
日本インターネットポータルサイトヤフージャパンとEチャンネルも速報でパク・ヨンハの自殺のニュースとともに彼の生涯に対して詳しく紹介した。日本の主要インターネットポータルサイトには彼の死を哀悼した文が絶えず掲載されている。日本ファンたちは訃報に接して「信じられない」「韓流スターの突然の自殺で驚いた」という反応を見せ故人の冥福を祈っている。
なお、パク・ヨンハは24日から9月4日まで日本ツアー公演が決まっており、26日には日本埼玉県でコンサートを開催した。
26日、埼玉公演に行って来たエイコさん(女、42)は「コンサート現場は明るかったし、楽しかった」とし「全く自殺の気配を感じなかった」と述べた。特にファンは「2日、兵庫県でコンサートが開かれる予定なのにどうして自殺したのか」嘆いた。大阪に居住するファンであるオキダさん(女、48)は「兵庫県で開かれるコンサートに行く予定だったが、もう彼をどこで見なければならないのか」と言いながら涙ぐんだ。
もう1つのファンは「今日は日本サッカーが8強に進出できなかったし、パク・ヨンハも生涯を閉じた。よくないことばかり」と悲嘆にくれた。
パク・ヨンハさんの日本ファン、タクシー貸切って後を追う
日本から訪れたパク・ヨンハさんのファンらは、タクシーを貸切ってパク・ヨンハさんの最期を共にした。
2日、未明の4時ごろからソウル聖母病院に集まってきた日本ファンは、故・パク・ヨンハさんの出棺が終わるやいなや貸切ったタクシーに乗って火葬場である京畿道城南永生院に向かった。城南永生院に到着するやいなや泣きだして気絶したファンもいた。またあるファンは「(日本で開かれる)コンサートチケットまで購入していたが、パク・ヨンハさんの死亡のニュースに驚いて韓国を訪ねた」と話した。
俳優兼歌手パク・ヨンハさん(享年33)の急な死が韓国より日本でより大きな悲しみを広げている。
最近まで日本で俳優、そして歌手として活発に活動してきた韓流スターである彼が突然死亡したというニュースは30日、日本列島を揺るがせた。パクさんの日本公式サイトである「サマーフェイスジャパン」(www.summerface.jp)はこの日、日本ファンが先を争ってアクセスし、一日中不通状態に陥った。ファンクラブ会員たちは韓国に焼香所が用意されればソウルを訪問することなども計画しているという。
ワールドカップサッカー代表チームのパラグアイ戦の敗北で沈んだ雰囲気の朝を迎えた日本。パクさんのファンは午前9時ごろ、電話やブログ、ツイッターなどを通じて彼の死亡のニュースを伝え聞くやパニック状態に陥った。2万人にもなるファンの間では追悼の念が高まっている。あるファンはこの日午前ブログに残した「ヨンハ大好き」という見出しの文で「誰もヨンハさんを気にかけてあげなかったのか。一体何があったのか。天国に行っても星のようにきらきら輝いてほしい。冥福を祈る」と悲しみを吐露した。
愛知県のある女性ファンは「日本各地で行われたパク・ヨンハさんのコンサートはいつも私に幸せをくれた瞬間だった」とし、彼の悲しみを哀悼した。広島の50代女性ファンは「コンサートで運良く最前列の席に座ったときは友達にいばったりして幸せな気分だったが、一体彼に何があったのか」と悲しみを隠せなかった。
日本メディアも緊急ニュースとして扱った。時事通信と共同通信は30日、本紙電子版「ジョインス」に彼の死亡消息が掲載された後、わずか10分ほどで速報を伝えた。日本で週間視聴率が高いNHKの衛星放送では30分単位で死亡のニュースを流した。アナウンサーは「冬のソナタ」の主演恋敵のパク・ヨンハさんが死亡した」と伝えた。主要スポーツ・芸能新聞も夕刊から主要ニュースとして報道した。東京スポーツは1面と社会面に急な死亡の疑問点と生前の活動状況を詳細に伝えた。日本ネイバーではこの日午前、パクさんの死亡のニュースが日本ワールドカップサッカー8強進出できなかったニュースを追い抜いてアクセス回数が多いニュース1位を記録した。日本最大のインターネットポータルサイトヤフージャパンと2ちゃんねるも速報を相次いで出した。
日本ファンに彼の死亡が特に大きな衝撃を投げかけたのは彼が韓流ブームの元祖である「冬のソソナタ」でペ・ヨンジュンが演じた主人公の恋敵として出演し、深い印象を残したからだ。これを契機にペさんとともに元祖韓流スターといわれるようになったパクさんは、鳩山由紀夫前首相や幸夫人も彼のコンサートに夫婦で訪れるほど、高い人気を集めてきた。
(ニュース記事より)
☆冒頭にupした写真は「冬のソナタ」で共演したチェ・ジウさんが弔問に駆けつけた時のものです。
パク・ヨンハが自殺した日、彼についての記事でブログを更新したら、わずか三時間ほどで12000にもおよぶアクセスがあった。
驚いた。ふだんの十倍以上のアクセスだったからだ。
日本サッカーがワールドカップで8強入りならなかったニュースへのアクセスより多かったというのを自らのブログで実感した格好である。
なぜこうも衝撃度の高いものとして彼の死が僕の耳に飛び込んできたのであろう。
理由はいろいろあげられようが、僕はサッカーのワールドカップと連動していたかもしれないと思うようになった。
ワールドカップサッカーの日本敗北は、その奮闘をたたえて再生のきく死と言っていいだろうが、パク・ヨンハの生身の消滅はリセットのきかない本物の死である。
ワールドカップサッカーの熱狂は日本の敗北によってひとまずひと息ついた。
「優勝はどこの国になるだろう」
多くの者の関心はリセットされ、そう切り替わったはずである。
そこへパク・ヨンハの死が飛び込んできた。
ワールドカップの燃えるような非日常性から日常性への帰還順路で(精神的な意味だが)→ワールドサッカーによる生の熱狂の下降感覚が彼の死の衝撃(非日常性)に途中吸収されたのは当然といえば当然の気がする。
いずれにしろ、気持ちの浮き立った特別な時間は長く続かない。
燃えるような何か(生き甲斐)を求めつつ、自分のためだけの時間(日常性)がやがていやおうなくのしかかってくる。そこから目を背けることは誰にもできない。
いろいろストレスもあったろうが、マネージャと酒を飲みながら彼もワールドカップを話題にしたと思う。有名無名を問わず、人とはそういう日常性を持つものだ。
しかし数時間後、韓流スター、パク・ヨンハは、結果的に皆から早く忘れ去られたくて劇的な死を選んだ。
ファンは置き去りにされ、この死のリセットはきかない。
コメント一覧
諌早
Unknown
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