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スコアこそ２－１だが、ベルギーとアルジェリアの間には力の差があった。
アルジェリアは前半に運良くPKで一点を先制したが、それを守りきるには残り時間が長すぎた。
後半に入るともう一点奪おうとの気勢もなく、ベルギーの猛攻にさらされた。徐々にカウンターへの爪ももがれ、守るためだけの戦いを強いられた。
前半こそ苦戦したものの後半に入るとベルギーの攻めはリズムを持ち始めた。徐々に攻めは勢いを増した。
後半25分、３枚目の交代枠で入ったフェライニがゴール近くに放り込まれたクロスをDFに競り勝って頭で合わせ、試合を振り出しに戻した。
こうなったらベルギーのペースだ。浮き足立って攻めに出てきたアルジェリアのボールを奪うと一気に逆襲で相手陣に向かう。開いたスペースにボールを出すとそこにDFはいない。メルテンスがGKをかわしてゴールを決めた。
今大会は先制したチームが萎縮して負けるパターンが多い。
一点を先制して守りきるパターンのサッカーはW杯で通用しなくなってきたように感じられる。
このグループではベルギーがやや格上か。予選突破に向け、残り一つをロシア、韓国、アルジェリアが争うことになりそうである。
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