<script type="text/javascript" src="//translate.google.com/translate_a/element.js?cb=googleTranslateElementInit"></script> google-site-verification: google3493cdb2db9
チャングムのチェゴ・サングン(尚宮)
部屋の中にテレビが置いてある。その他、机、パソコン、箪笥、本棚、窓、カーテン、壁に至るまで部屋の構成素は多様である。テレビは部屋の景色のひとつに過ぎない。しかし、テレビには世の中への窓が開けていて、スイッチを入れればそこにいながらにして外の世界の有り様を目に出来る。だからテレビは他の家具より抜きん出て大きい存在である。
我々が生きていく上で、外にあっては何をさておいて太陽の存在だろうが、家にあってテレビはその生の模写をし続けている時代と言ってよかろう。外にあって太陽。家にあってテレビ。僕らにとってテレビのある場所は東のようなものである。ひまわりの花が太陽の方角を見て回るように、僕らも家にあってテレビに背を向けていることは少ないのである。
さて僕は今夜もNHKの(チャングム)のドラマに没頭した。食事がすんで二時間の間、テレビの時代劇に没頭し、物語にはまり込んでしまったのである。あまりに夢中で見たため、この番組が終わった時、目が疲れ、かすみ、ショボショボした。
しかし、僕がこの物語との対話で得たものは大きい。夢というものは長い時間をかければかけるほど、それが実現した時、そこから得る感動もまた深く大きいということだ。チャングムのチェゴサングン姿はりりしく美しかった。