昨日、TBSの番組kunoithi(くのいち→PM7時~)を見た。男子のsasuke(サスケ→コミックの忍者から取ったタイトルであろう)の女性版というべきスポーツの女王を決める番組である。
スポーツのあらゆる要素を秘めてこれが実に面白い。飛ぶ、走る、は言うに及ばず、筋力、バランス感覚、時には危機対応能力や知力をも駆使していかねば、ここで用意されたステージをなかなかクリアできない。ここに集められた精鋭たちの苦戦の連続を見れば明らかである。かつて一流の名を欲しいままにしたスポーツ選手たちが、次々リタイヤしていく光景を目にすれば納得もいく。
昨日もスポーツの各分野で活躍中(もしくは活躍した)の選手、タレント等が集められ、これに挑んだが、百人中、第一ステージをクリアしたのはわずか六人であった。
選手らは、水野、小宮、今村、三宅、浅見、アヌフといった面々で、いずれもすばらしい運動能力、バランス感覚を
持っていた。制限時間に余力を残して完全制覇を成し遂げた三宅選手などは、男子にも劣らぬ身軽さ、力強さ、危機対応能力の持ち主だった。制覇を成し遂げた時、思わず手を叩いていたほどである。
娯楽要素の強いスポーツとはいえ、さまざまに設定された難関をクリアしていく様は、苦難を克服していく人生にも似て、見ている者の感動を呼び起こす力があった。
走ること、飛ぶこと、投げること等に代表される極限的、競技的なスポーツもいいが、こういう娯楽的なスポーツにも価値はあると思うがいかがであろう。
オリンピック競技などに入ればたちまち人気の沸騰するスポーツであろう。