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いつもコメントさせて貰ってる幻影随想さんのエントリーに「大槻先生、アポロ陰謀論ごときにあっさり引っ掛かるようでは困ります」というのがあって、大槻先生、またやっちゃったのか・・・と思っていくと、果たして、年末の番組でアポロが持ち帰ったという石は、“月のものではなくて地球のもの”っていう発言をしている由。
ありゃりゃりゃ。大槻教授は以前にも、「アポロは月に行ってない」って発言をテレビでしてるそうで、超常現象の否定派って矜持はどうしちゃったんだ!オカルト行ってどうする?って思うよ。
もともと自分が否定する対象への不勉強さは、と学会とかにずいぶん叩かれてはいたんだけど、アポロ計画否定の陰謀論に何でハマっちゃったろうねぇ。
ま、このエントリー。リンク集も充実してるし、アポロ計画についてかなり専門的に突っ込んで書いてるんで、多少でも興味のある人は一読を。<レーザー反射器>とか、専門的な話になると手が出ないんだけどさぁ。
このエントリーを機会に、と学会が日本語版を監修してる「アポロ11号 月面着陸に隠された真実」というDVDをもう一回見返してみる。面白いよぉ、これ。
ここには、アポロ陰謀論派もインタヴューに登場して自説を展開。それを一つ一つ丁寧に検証・実験を行ってその論拠を覆していくところが実にスリリング。
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結局、陰謀論を語る人って、関係者に取材しないんだよね。そして自分の妄想を膨らませて、相手の言うことに耳を貸さない。と学会に批判されてる副島隆彦氏の『人類の月面着陸は無かったろう論』(徳間書店)なんて、凄いよ。エキサイトしまくり、罵倒しまくり、碩学を自称しながら、間違いだらけ(と学会『人類の月面着陸はあったんだろう論』、楽工社・・・と比較すると断然面白い)。
ま、それは置いといて、この作品の最後に、アポロ計画は、当時の敵側陣営であるソ連に逐一監視されていた。もし、でっち上げであるのだったら、ソ連が真っ先に、それを指摘しただろう・・・って結論付けてるけど、全くそうだよね。当時の宇宙開発ってアメリカとソ連の国家的メンツがかかってたんだからさ、でっち上げだったら、それこそ格好のプロパガンダになったはず。
そういう想像力が陰謀論者には働かないんだろうね。日本でもちゃんとしたサイエンス・リテラシーを働かせた番組をやってほしいなぁ・・・って思うけど、無理だろうなぁ・・・視聴率取れないだろうしね。NHKでやってくれないかなぁ。
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