富士登山と高山病...

普段、この高度で生活している人には
全くもって経験も関係もない高山病...
これは生まれ持っての体質であって、
トレーニングをして治るとかっていうものではないらしい...
生憎、僕も例外ではなく、
毎回、富士登山で軽度（浮遊感、めまい、頭痛、動悸）を感じています。

今回、友人と日曜日に登る予定だった富士山、
実は、前日に下見を兼ねて一人で山頂まで登って来ました。
初めて富士登山をする友人に少しでも安心して登ってもらいたいと
思ったからです。
午前7:43に富士宮口登山道5合目を出発！
次の日の脚力を残しておくために、
結構、ゆっくりなペースで登りました。
7：54に6合目に到着-8：25新7合目-8:51元7合目-9:13に8合目
9:36萬年雪荘9合目-9:53胸突山荘9.5号目-10：15富士宮口山頂に登頂...
この間、一度も休憩なし..

トータルで２時間３２分...
自分としてはこの速さで登れたのは初めてです。
前回は、登山靴でアイゼンを付けると片方だけで1.5㎏はある
非常に歩きにくい靴でしたから、4時間かかりましたが、
今回は、その半分くらいのトレッキングシューズだったので、
自分では、ゆっくり歩いていたと思っていたのに、
ついつい速いペースになってしまっていたのですね。

実は、これが失敗の原因でした...
山頂についても、全く持って脚力も残っていたし、
最初は、えらくも何ともなかったのですが、、
剣ヶ峰に向かう前に荷物を降ろして休憩していたら、
なんか？体調がおかしい？
まず指先が痺れはじめ、、
視界が狭く感じる様になってきて、、
一昨年になった熱中症になった症状に似た感じだったので、
これは、ヤバイと思い、自力で歩けるうちにと、、
即！下山を開始しました...
8合目くらいまで下がったら、指先の痺れも軽減され、、
体調も元に戻ってきたようでした。
5合目に着いた時には、、平常通りの体調でした...

よくよく考えてみたら、
前日から一睡もせず、吉原で富士山撮影を試み撃沈して、、
そのまま富士宮口登山道にむかったのですから、、、
その時点で、体が悲鳴をあげていたのですね..
日頃のトレーニングで脚力はついていたので、
スイスイ登れてしまったのですが、、
体の中身が高度順応したなかったのです。
確かに今回も８合目（3000m）辺りから、
高山病の初期症状を感じていました。

要は、早く登るのではなく、、
じっくり風景を楽しみながら休憩をとり
また水分補給をまめにして登らなくてはいけないのです。
それと寝不足は厳禁ですね！

今回は、ある意味良い経験をしたので
今後の富士登山に役立てたいと思います。
ちなみにその日、爆睡したら
体調もバッチリ！筋肉痛も全くありませんでした。



今回、山頂で撮った写真が殆どなく、iphoneで撮った一枚...^^;