ベアリングから異音がしたので交換しようと思うと何に交換すればよいのか迷いますよね。
私はABEC1、3、5、7、9、ILQ5、7、9、など試しましたが、ABEC5よりABEC7の方が必ず良い!とは思えませんでした。
そこで一時期は工業用ベアリングでも明確に違いを感じられなかったので、工業用ベアリングをお勧めしていた時期もありました。
ちなみに工業用ベアリングはインラインスケート用に比べてかなり安いです。
しかし、工業用ベアリングにも種類が多々ありまして、ハズレ(インラインスケートに適してない)ることも多いギャンブルのような状況でした。
ただ、、、インラインスケート用でも当たりハズレがあったので同じハズレるならば、、、と思っていたのです。
その原因はABECの後の数字が性能だと思っていたのが間違いだったのです。
それからSalomonと契約を結び、Salomonのベアリングを使うようになりました。
今のSalomonはインラインスケートを作ってませんが、当時はベアリングもたくさんの種類を扱ってました。
上のグレードのABEC5は当時新しく出たばかりのILQ7よりも確実に良く回り滑りやすかったことに衝撃を受けたのを今でも覚えてます。
後から聞いた話では、ブーツメーカーのベアリングはブーツメーカーで作っているわけではないので設計性能品質がよく変わるらしいです。ここらへんも頭が頭がこんがらがる理由の一つですね。
ABEC表記は性能を表すわけじゃないことを知り、ネットでもいろいろと調べました。
びっくりしたのは、「インラインスケートにABEC3以上のベアリングは必要無い。そもそもシャフトなどほかの部品の精度が悪いのだから」と書いてあるベアリング屋さんまでいました。
でも、滑っている人は体感して知っています。
そんなことはない。良いものを使う意味はある、と。
さて、、、良いものって何でしょう?
インラインスケートで使うベアリングは608ベアリングと呼ばれているものを使います。
マイクロベアリングと呼ばれる688ベアリングを使う場合もありますが、ほぼ608ベアリングです。
サイズが規格で決まっているので、POWERSLIDE社インラインスケートだろうとFILAだろうと同じものを使えます。
ABEC1、3、5、7、9が回転性能ではないとしたら、何を表しているのでしょう?
・振れ精度
ABEC1=0.01mm
ABEC3=0.006mm
ABEC5=0.004mm
ABEC7=0.0025mm
ABEC9=0.0015mm
となっています。
精度が良いものほどよく回ります。
ですが、、、インラインスケートのウィール回転性能にはベアリングの振れ精度以外にもいくつも違いがあります。
それが工業用ベアリングとの違いでもあります。
ただし、、、すべてのインラインスケート用ベアリングがそうではありません。
安いインラインスケート用ベアリングというか、性能の低いものは工業用を使っていることがあります。
インラインスケート用ベアリングは何が違うのでしょうか?
・高速回転で何万回転する用途の工業用ベアリングと人間の力で時速30km程度のベアリングでは用途が違います。(もちろんもっと速度は出ます)
回転数、回転スピード、など実際に必要な性能は大きく違います。
・潤滑油(グリス)
ベアリングの中に入っている潤滑油。
温度の上昇を抑え、ベアリングを守る効果がある。
工業用よりも粘土が低くより低回転でも効果を発揮する。
より回転時にロスが無いオイルタイプもある。
潤滑油の粘土が高い(硬い)とベアリングの抵抗になり、回転が悪くなる。
実は潤滑油が無い方がベアリングは抵抗を受けずによく回る。
しかし保護をしてくれる潤滑油が無いのですぐに性能は落ちる。
CR556はオイルではあるが、粘土が非常に低く、揮発性も高いのですぐにオイル切れを起こしてしまうのでベアリングに使ってはいけない。(噂と違い研磨剤は入っていない)
・リテーナーやその他部品、研磨レベルの違い
ベアリングにはシールド、ボール、内輪、外輪などの部品があります。
多くの工業用品は金属製ですがインラインスケート用はプラスチック樹脂製だったりもします。
それぞれがインラインスケート用に設計してあり、材質が違ったりもする。
現在私が愛用しているベアリングNINJAベアリングの中の人に聞いてみた。
まとめるとこんな感じらしいです。
・ABEC3
スケート用の特別設計品でノーマル研磨を1回施している。振れ精度は0.006mm以内。
・ABEC5
スケート用の特別設計品で特別な砥石を使用し丁寧な研磨を2回施し振れ精度0.004mm以内。
・ABEC7
スケート用の特別設計品でABEC5で使用している砥石よりも極上な砥石で極上研磨を2回施し、振れ精度0.0025mm以内。
・SUPER RIJING [スーパー雷神] ABEC7
ABEC7ですがさらに特別な設計を施してある
話がながくなったので今日はこの辺で、、、
結論:
ABECの数字は性能を表しているわけじゃない。どんなモデルかが重要。
BONESやNINJAのようなスケート用のベアリングなら安心。
同じABECのランクなのに安かったら要注意かも。
自分のスキル以上のベアリングを使うことが上達の近道でもありますよ。
ベアリングの性能が悪いとより多く足を動かさなきゃいけません。
それはバランスを崩す元になることも多いなーって思います。
ま、良いベアリングは特に楽です。いろいろと。。。
私はABEC1、3、5、7、9、ILQ5、7、9、など試しましたが、ABEC5よりABEC7の方が必ず良い!とは思えませんでした。
そこで一時期は工業用ベアリングでも明確に違いを感じられなかったので、工業用ベアリングをお勧めしていた時期もありました。
ちなみに工業用ベアリングはインラインスケート用に比べてかなり安いです。
しかし、工業用ベアリングにも種類が多々ありまして、ハズレ(インラインスケートに適してない)ることも多いギャンブルのような状況でした。
ただ、、、インラインスケート用でも当たりハズレがあったので同じハズレるならば、、、と思っていたのです。
その原因はABECの後の数字が性能だと思っていたのが間違いだったのです。
それからSalomonと契約を結び、Salomonのベアリングを使うようになりました。
今のSalomonはインラインスケートを作ってませんが、当時はベアリングもたくさんの種類を扱ってました。
上のグレードのABEC5は当時新しく出たばかりのILQ7よりも確実に良く回り滑りやすかったことに衝撃を受けたのを今でも覚えてます。
後から聞いた話では、ブーツメーカーのベアリングはブーツメーカーで作っているわけではないので設計性能品質がよく変わるらしいです。ここらへんも頭が頭がこんがらがる理由の一つですね。
ABEC表記は性能を表すわけじゃないことを知り、ネットでもいろいろと調べました。
びっくりしたのは、「インラインスケートにABEC3以上のベアリングは必要無い。そもそもシャフトなどほかの部品の精度が悪いのだから」と書いてあるベアリング屋さんまでいました。
でも、滑っている人は体感して知っています。
そんなことはない。良いものを使う意味はある、と。
さて、、、良いものって何でしょう?
インラインスケートで使うベアリングは608ベアリングと呼ばれているものを使います。
マイクロベアリングと呼ばれる688ベアリングを使う場合もありますが、ほぼ608ベアリングです。
サイズが規格で決まっているので、POWERSLIDE社インラインスケートだろうとFILAだろうと同じものを使えます。
ABEC1、3、5、7、9が回転性能ではないとしたら、何を表しているのでしょう?
・振れ精度
ABEC1=0.01mm
ABEC3=0.006mm
ABEC5=0.004mm
ABEC7=0.0025mm
ABEC9=0.0015mm
となっています。
精度が良いものほどよく回ります。
ですが、、、インラインスケートのウィール回転性能にはベアリングの振れ精度以外にもいくつも違いがあります。
それが工業用ベアリングとの違いでもあります。
ただし、、、すべてのインラインスケート用ベアリングがそうではありません。
安いインラインスケート用ベアリングというか、性能の低いものは工業用を使っていることがあります。
インラインスケート用ベアリングは何が違うのでしょうか?
・高速回転で何万回転する用途の工業用ベアリングと人間の力で時速30km程度のベアリングでは用途が違います。(もちろんもっと速度は出ます)
回転数、回転スピード、など実際に必要な性能は大きく違います。
・潤滑油(グリス)
ベアリングの中に入っている潤滑油。
温度の上昇を抑え、ベアリングを守る効果がある。
工業用よりも粘土が低くより低回転でも効果を発揮する。
より回転時にロスが無いオイルタイプもある。
潤滑油の粘土が高い(硬い)とベアリングの抵抗になり、回転が悪くなる。
実は潤滑油が無い方がベアリングは抵抗を受けずによく回る。
しかし保護をしてくれる潤滑油が無いのですぐに性能は落ちる。
CR556はオイルではあるが、粘土が非常に低く、揮発性も高いのですぐにオイル切れを起こしてしまうのでベアリングに使ってはいけない。(噂と違い研磨剤は入っていない)
・リテーナーやその他部品、研磨レベルの違い
ベアリングにはシールド、ボール、内輪、外輪などの部品があります。
多くの工業用品は金属製ですがインラインスケート用はプラスチック樹脂製だったりもします。
それぞれがインラインスケート用に設計してあり、材質が違ったりもする。
現在私が愛用しているベアリングNINJAベアリングの中の人に聞いてみた。
まとめるとこんな感じらしいです。
・ABEC3
スケート用の特別設計品でノーマル研磨を1回施している。振れ精度は0.006mm以内。
・ABEC5
スケート用の特別設計品で特別な砥石を使用し丁寧な研磨を2回施し振れ精度0.004mm以内。
・ABEC7
スケート用の特別設計品でABEC5で使用している砥石よりも極上な砥石で極上研磨を2回施し、振れ精度0.0025mm以内。
・SUPER RIJING [スーパー雷神] ABEC7
ABEC7ですがさらに特別な設計を施してある
話がながくなったので今日はこの辺で、、、
結論:
ABECの数字は性能を表しているわけじゃない。どんなモデルかが重要。
BONESやNINJAのようなスケート用のベアリングなら安心。
同じABECのランクなのに安かったら要注意かも。
自分のスキル以上のベアリングを使うことが上達の近道でもありますよ。
ベアリングの性能が悪いとより多く足を動かさなきゃいけません。
それはバランスを崩す元になることも多いなーって思います。
ま、良いベアリングは特に楽です。いろいろと。。。
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