「御来迎」「ブロッケン現象」「ブロッケンの妖怪」
大朝日岳に挑戦@1日目(2016.9.3)
「その1 古寺鉱泉登山口から」の続きです。
今回のルート。
「靈山朝日嶽神社奥宮」
石碑だけがある?朝日嶽神社奥宮に到着するやいなや・・・
あれは!
今までガスに隠されて一切見えなかった大朝日岳山頂避難小屋はもちろん・・・
大朝日岳の山頂までが姿を現し、ここから山頂へと続く道は緩やかな登りであることを知る。
先程の奥宮が鎮座する1769mピーク。
ちなみに社殿は鳥原山山頂近くの鳥原小屋の隣に鎮座。
御祭神は・・・
天照大日霊貴尊(あまてらすおおひるめむちのみこと)
建御名方命(たけみなかたのみこと)
大朝日岳山頂避難小屋に到着 15:05
シーズン中は管理人が常駐していて、宿泊は1人1500円。
なお宿泊者はトイレの利用は無料だということで・・・
そういえば一服清水も銀玉水もがぶ飲みしたのに全然 (^^ゞ
受付を済ませ・・・
5分程遅れてしまったので私がしたわけではないけれど。
2階に重いザックを持ち上げて、荷物の整理をしたらもうダメだ~。
暫くグッタリした後、避難小屋の外に出て・・・
もしやこの状況は!
太陽を背にして立ってみれば、私のその影に虹色の環が!
以前から見たいと思っていたブロッケン現象をようやく♪
妖怪!?に相対すること約10分。
虹色が薄れてきたので、今度は避難小屋周辺に咲いている花々を。
タカネマツムシソウ(高嶺松虫草)
「快晴&紅葉の額取山【安積山】(2015.10.12)その2 大将旗山を越えて」
去年秋、安積アルプスの大将旗山に咲いていたのは普通のマツムシソウ?
ミヤマトリカブト(深山鳥兜)
他にタカネナデシコ(高嶺撫子)なども咲いていましたが・・・
ロープで仕切られた花畑に立ち入るべからず。
西朝日岳・以東岳への道。
朝日連峰主稜線を辿るのは、体力的に無理だな。
日が沈む場所を確認し、小屋の入口に戻れば・・・あ、来た!
朝日岳神社奥宮手前まで迎えに出て合流 16:15
そして大朝日岳の山頂に全員でアタック開始 16:23
苦労して登ってきたんだから、展望を楽しまないと。
でも、山の名は?
振り返れば、雲がかかり始めた西朝日岳と中岳。
あさひ湖の向こう、端正な山は光兎山?
トリミングしてみれば・・・
村上市街地らしきシルエット、そして光り輝く日本海♪
なんだかガスがまた上がってきそう・・・
朝日連峰主峰、大朝日岳山頂到着 16:30
これで新たに日本百名山、そして東北百名山の頂を踏んだことに♪
そして、二等三角点・点名「朝日岳」(標高1870.7m)にタッチ!
記念写真を撮った後にやることといえば、顔のモザイクなしでここに載せられる記念写真!?
影なので当たり前だけれど。
自分の動きに合わせて動くブロッケンの妖怪。
できればバンザイしている影を撮りたかったあしながおじさん。
なぜ思いつかなかったのか?
別にファインダーを覗きながらでなくても写真は撮れるのに。
振り向けばまた別の虹色、日光環まで!
大気光学現象の虹色に満足したら・・・
大朝日岳~平岩山~大玉山~祝瓶山の登山道。
山頂を後に 16:50
祝瓶山は東北のマッターホルン。
去年登った蒲生岳は会津のマッターホルン(只見のマッターホルン)
「会津のマッターホルン「蒲生岳」に挑戦(2015.9.26)その3 達成感と共に下山」
大朝日岳山頂避難小屋に戻って 17:05
折角なのでブロッケン現象をまた撮ってみましたが、今度は虹色の環が何重にも (゚д゚)!
さあ、夕食の時間です。
が、ここは営業小屋ではなく避難小屋。
もちろん自炊しなければならないので・・・
疲れで食事が喉を通らないようであればレトルトのお粥などなど。
色々考えて持ってきましたが、全然大丈夫。
レトルトのカレー(マサラカレー)とご飯を沸騰したお湯で温めて・・・
美味過ぎ♪
〆にコーンクリームスープを飲んだら、後片付け。
食後、外に出てみれば 18:15
すでに日没後 (T_T)
袖朝日岳・西朝日岳・中岳。
古寺山・小朝日岳。
もちろん先程と同じ場所に立ってもブロッケンの妖怪は現れませんよ。
雲海に浮かぶ月山、そして彼方に鳥海山。
朝日嶽神社奥宮ピーク。
消灯時刻は20時。
そろそろ寝床の準備をしなければ・・・
シュラフは買ったがマットは買わず。
代わりに折り畳み式のクッションを並べて・・・
それにしてもなんで空気で膨らますタイプの枕を買ってしまったんでしょ?
十数年前の手術後から息を長く吐き続ける事ができなくなって風船さえ膨らませられないのに。
が、レインウェアの入った袋を枕代わりにすれば問題なし。
寝床の準備が済んだら、楽しみにしていた星空を見るために外に・・・
あらら、ガスで真っ白じゃないの。
まあ、しょうがない。
20時に寝るなんて、その手術のために入院した時以来だな。
●初めての小屋泊。
●ちょっぴり変わったいびき協奏曲。
(耳栓はザックのどこかに紛れ込んでしまった)
●シュラフはいらなかったんじゃないの?というくらいの暑さ。
(たぶん20℃以上)
そんなこんなで1時間毎に目を覚まし・・・
2日目に続きます。