展望も日光白根山の山バッジも得られず・・・
悔しいのでいつかリベンジします。
8月23日~24日。
所属するクラブの今回の山行は・・・
1日目は丸沼高原の日光白根山ロープウェイ利用で日光白根山。
2日目は二荒山神社から男体山。
・・・のはずでしたが。
日光白根山は菅沼登山口から?
雨降る福島市のとある場所に集合して5時30分にバスで出発。
東北自動車道を栃木県に向けて南下するにつれて雨は止み・・・
宇都宮ICから日光宇都宮道路を清滝ICへ向かう途中にまた雨降り。
第二いろは坂を雨が降る中ママチャリで上っている方がいましたが (@_@。
中禅寺湖も戦場ヶ原も濃霧で見えない・・・
バスの車窓からの景色も楽しみにしていたので残念。
金精峠トンネルを抜けて日光市から群馬県片品村に入ると雨が止んだ!
ただ、雲の上に出たわけではなく。
なんだか周りにいた観光客も一緒に準備運動していたけれど (^_^)
菅沼登山口(標高1735m)出発 9:30
気温がそんなに高くないのが救い。
レインウェアを上だけではなく、久しぶりに下も着用。
最初の分岐は右へ。
弥陀ヶ池まで2.7km。
盛りは過ぎていましたが、一面に広がるハンゴンソウ。
水が流れていない沢に沿って続く緩やかな登り坂に咲くのはカニコウモリ。
この辺りまでは楽チンでしたが・・・
事前にダウンロードして印刷しておいた地図には「急坂の連続」の文字。
落葉広葉樹林帯から急な登山道を登っていけば、やがてシラビソの深い森の中へ。
苔やキノコが元気でしたが・・・
天気が天気なのでかなり薄暗く、撮ったブレ過ぎ写真はもういいやとその場で消去。
でも、タマゴタケの幼菌の写真は消せなかった・・・
標高が上がって雲の中に突入したのかな?
とうとう雨が降りだしカメラをザックの中へ。
その後はただただ黙々と登りをこなすのみ。
皆が手掛かりにするのかツルツルになった木の枝を同じく利用して、大きな岩の段差をクリア。
休憩中にGPSナビの地形図を確認したら、標高はいつのまにか人生初の2000m越え。
時々あくびが出るのはそのせいかな?
高山病の前触れか?とも思いましたが、逆にいつもよりも調子が良い感じ。
カニコウモリの群生地を通過(撮りたい・・・)
弥陀ヶ池の畔に到着(撮りたい・・・)
もう我慢できない!
ザックからカメラを取り出し、念のためにタオルをレンズに被せて撮影。
弥陀ヶ池の西側・・・
座禅山の東斜面にはシカの食害防止のための電気柵。
囲まれているシラネアオイの植生保護地区には、カニコウモリやシシウドやマルバダケブキなどが咲いていました。
細かな雨も木々の下では大粒の雨に。
目の前に聳える白根山はもちろん見えません (T_T)
濡れて滑り易くなった木道を転ばないように進み・・・
弥陀ヶ池到着 12:10
タイミング良く?小雨が霧雨程度になり、弥陀ヶ池を眺めながらここでお昼休憩。
時間がないのでいつものラーメンではなくてパンを2つだけ。
弥陀ヶ池出発 12:40
菅沼登山口から3.3km、あれ?距離が増えた。
白根山まで1.1km。
ここからのコースタイムが1時間5分もかかるということは険しい道 (-_-;)
分岐から・・・
ハクサンフウロやヤマオダマキやアザミ(シラネアザミ?)やシラネニンジンなどが咲くお花畑の中、
岩ゴロの道を5分程緩やかに登れば、ロープウェイからの座禅山ルートに合流。
岩場の急登を浮石に注意しながら(落とさないように)ゆっくり確実に。
それにしてもなんでツライと感じないんだろ?
ロープがある大きな段差を攀じ登ると・・・
急登から解放され、おまけに霧雨も止みました。
もうすぐ山頂?
いや、違った。
向こう側が山頂。
いったん下って登り返す途中に・・・
なぜ横に寝ているのを撮ったのか?
はじめましてのトウヤクリンドウ。
ほとんど息切れすることなく着いたのが信じられない。
日本百名山、そして関東以北最高峰の・・・
白根山(奥白根山)山頂到着 14:00
二等三角点(標高2577.1m)にタッチ!
今まで登った中で最も高い山は福島市最高峰の東吾妻山の1975.1m。
ということでこれが(前述したけどもう一回)人生初の2000mオーバーの山。
その記念にサービスショット!?
近くしか見えないのが残念。
福島市(東吾妻)の五色沼(魔女の瞳)に裏磐梯の五色沼はもう何度も。
白根山の五色沼も見たかった。
いつかのリベンジを心に誓って・・・
集合写真を撮ったら下山に取り掛かります。
白根山山頂出発 14:20
やっぱりちゃんと撮っておこう。
岩場の急な下り。
雨もまた降ってきたのでカメラをザックにイン。
慎重に下って、弥陀ヶ池に下れば本格的な雨。
そこからの3.3kmが気分的にかなり長かった。
登山道は往路と変わってビチャビチャになり、場所によっては沢のよう・・・とまではいかないか。
急な下りでも足がガクガクになることはなかったものの、肩がとにかく痛い。
それが一番辛かった。
菅沼登山口に下山完了 17:05
ザックを下ろしてその肩の痛みから解放。
ビショビショになったレインウェアを脱いだら、Tシャツがビシャビシャ。
その原因は袖口から入った雨と・・・いや、ほとんど汗。
ちなみにゴアテックスのゲーターとトレッキングブーツで守られていた膝から下は一切濡れていませんでした。
バスに乗り込み、今宵の宿の日光湯元温泉へ。
泉質は大好きな硫黄泉♪
ノンビリお湯につかり、美味しい夕食を頂き・・・
NHKスペシャル(西ノ島)を観たら、10時にオヤスミナサイ。
日光白根山の分はこれでおしまい。
2日目に続きます。
今回の大雨。
福島市鷲倉では降り始めからの雨量が455mmに達し・・・
9月9日に磐梯吾妻スカイラインの高湯ゲート~浄土平で路肩崩落発生。
そのため当分の間、高湯ゲート~浄土平は全面通行止め。
土湯峠~浄土平は通行できるようになるようですが、17時~7時の夜間通行止めは継続。
阿武隈山地北部・・・
国道115号線は伊達市霊山町石田で上下両車線とも石田川の流れに削られ崩落。
これではかなりの遠回りを強いられるから今年はもう霊山に登るのは無理かな?と思っていたら・・・
大型車以外は県道で迂回できるそうです。
呼吸が楽なのは高山に強い心肺機能をお持ちなのでしょう。
羨ましい限りです。私は、初めての山小屋泊り練習で
丹沢の塔ノ岳山荘に泊まりましたが、1500mもないのに
頭が痛かったですよ。
今でも、高山に登るときは、事前に標高高いところに登っておかないと自信がありません(笑)。
弥陀ヶ池に下っても、登りにとっても、急だったことを思い出しました。
お花がきれいですこと。三角点にタッチなさった指の長いこと
やはり、ピアニストさんですね。
私ときたら、小さな手に太い指でして
学生の頃に病気を患って、それは数十年たった今も同じ。
(正確にはコントロールに失敗して前とは正反対の病気になってしまったんですが)
身体を動かすような職業についているわけでもないし、平日はほとんど運動していませんし・・・
日差しもなくて気温もそんなに高くなくて、登るペースもゆっくりで一定。
雨降りで、いつものように写真を撮るためにしゃがんだり寝そべったり出来なかったせいもあるのかもしれません。
あんなに急な白根山山頂への登り下り。
結局のところ、高度順応もせず、どうしてほとんど息切れしなかったのか分かりません(^^ゞ
私も手が小さくて1オクターブがやっと届くぐらい。
ちなみに年に何回かピアノ伴奏を頼まれてステージに上がるだけのアマチュアです(^_^)