小泉元首相の「即原発ゼロ」の誤り
http://ameblo.jp/konoichiro/entry-11688488003.html
こうの一郎氏 ブログ転載
2013-11-13
小泉元首相が安倍首相に「首相が言えば反対できない。舵をきってほしい」
と東京の記者クラブの会見で発言しています。
人気のある元首相ということで、影響力もあり、また安倍首相の師匠のような
存在のために、自民党内でも小泉元首相を止めることができないのが現状です。
しかし、現段階では『即脱原発』すれば日本からすべて使用済核燃料がなくなる
わけではありません。最終処分場はいずれ決めなければならない問題ですが、それ
が決まらないから即原発ゼロには無理があり、小泉元首相の発言こそ無責任です。
進めるべきことは、六ヶ所村の再処理工場を早く稼動させ、核燃料サイクルを
確立すべきです。出来たMOX燃料は再稼働または新規建設した原発で燃料として
消費できます。
特に重要なのは大間原発の早期完成と稼働開始です。他の原発と違って、大間は
MOX燃料専焼つまり100%MOX燃料だけを使って発電する原発として初め
から設計されているからです。
まず核燃料サイクルを計画通り確立することが必要です。
そのためには原発の再稼働や新設・増設が必要不可欠です。
「最終処分は時間を掛けて考えるべき」です。
現段階では原発の代替となりうる発電方式はありません。原発はあらゆる発電方式
の中で最も優れた発電方式です。エネルギー自給率4%の日本には原発が必要です。
小泉元首相も原発を止めた後のエネルギー政策があるわけではありません。誰かが
考えるだろうあたりの他力思想です。『最終処分場』を争点に持ってきたことは
反原発の人や不安に思っている人たちが賛同しやすいと思います。
しかし、本当にこの国のことを考えている政治家なら間違いなのが分かります。
元自民党首相であろうと、間違っているものは間違っているとはっきり安倍首相は
小泉氏に言うべきです。安倍首相がすべきです!
既存の原発は安全性が確認されたら速やかに再稼動して活用すべきです。
国内の原発の新設・増設も、海外への原発輸出も推進すべきです。
なぜ世界が原発推進であるかを知るべきです。
エネルギー不足、石油の高騰などの問題があるからです。
日本にとって、脱原発は将来の話です。
老害(´~`)
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