おりしも、どこかの元総理が、脱原発ということで騒いでいます。
さて、2011年3月に東日本大震災で反原発の勢力に追い風が吹きました。
そして、政府試算だと思いますが、原発をなくして、電力を再生可能エネルギーたとえば、
太陽光や風力にした場合に、電気料金が、どのくらいになるか計算しました。
その結果は、今の2倍になるとの試算がでました。
はたして2倍で済むのかどうか、はなはだ疑問です。
よく、脱原発の輩の言い分に原発は、結局高くつく。
まず、事故が起きた場合の放射能の問題。
また、核廃棄物の問題があるので、結局は高くつく。
しかし、再生可能エネルギーはそういう心配がないので、安くなる。
というわけです。
そうであるならば、、まず、太陽光や風力にも、
事故が起きた場合の損失を計算にいれるべきです。
風力でいえば、風車のそばの家では、風車による低周波で健康被害が発生します。
また、この間の様に、風車が金属ストレスでおちた場合の修理代は、いれてるのか。
さらに、太陽光発電では、蓄電池代が入っていません。
太陽光発電で蓄電池が入っている場合は、ほとんどおそらく家庭用です。
しかし、今普及している太陽光パネルは、事業用でしょう。
一般家庭では、そんなに普及していないはずです。
その理由は、太陽光パネルは、一枚2、3百万します。
そのようなお金を一般でわざわざ太陽光パネルのために出すとは到底おもえません。
さらに、事業用の蓄電池は計算にいれていないはずです。
その理由は、家庭用の蓄電池すら、一日の電力をためることができないので、
ましてや事業用の蓄電池はまだありません。あるとすれば、天井の蛍光灯をつけれるかどうかでしょう。
したがって、政府試算の中に蓄電池代が入ってるとは思えません。
そして、この政府が試算した2倍ですが、太陽光パネルを敷くには、それなりの土地が必要になってきます。
さらに、地震の場合、太陽光パネル(中の半導体素子)に、亀裂がはいることもあり得ます。
いろいろ考えるととても2倍で済むとは到底おもえません。
したがって、これの意味するところは、「最低2倍になる」という意味ではないか。
と、思われます。
また、余談ですが、どこかの企業のCEOは、中国のゴビ砂漠から敷くとか言ってましたが、
砂漠には砂嵐があり、砂嵐に出会ったらパネルの上に砂が積もって、あっというまに、
発電量はゼロです。
さらに、モンゴルから半島までの送電線でもおよそ数千キロに及び途中に海峡があります。
とても採算がとれるとは思えませんね。