高速増殖炉もんじゅ=福井県敦賀市
政府は12日、原子力規制委員会が運営主体の変更を求めている日本原子力研究開発機構の高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)を廃炉にする方向で最終調整に入った。政府関係者が明らかにした。再稼働には数千億円の追加費用が必要となり、国民の理解が得られないとの判断に傾いた。核燃料サイクル政策の枠組みの見直しは必至で、関係省庁で対応を急ぐ。
所管の文部科学省は、規制委から運営主体の変更勧告を受け、原子力機構からもんじゅ関連部門を分離し、新法人を設置して存続させる案を今月に入り、内閣官房に伝えた。しかし、電力会社やプラントメーカーは協力に難色を示しており、新たな受け皿の設立は困難な情勢。政府内では、通常の原発の再稼働を優先すべきだとの考えから経済産業省を中心に廃炉論が強まっていた。
政府は、もんじゅ廃炉後も高速炉の研究開発は継続する方向。実験炉の常陽(茨城県)の活用やフランスとの共同研究などの案が浮上している。
原子力機構は2012年、もんじゅを廃炉にする場合、原子炉の解体など30年間で約3千億円の費用がかかるとの試算をまとめている。もんじゅは核燃料の冷却にナトリウムを利用する特殊な原子炉のため、一般の原発の廃炉費用より割高となる。
一方、再稼働するには、長期の運転停止中に変質した燃料を新しいものに交換する必要がある。
もんじゅ本体の施設の維持管理に年間約200億円かかり、茨城県東海村にある燃料製造工場を新規制基準に対応させる工事費も大幅に必要となる。もんじゅ本体の新基準対応費も含めると、再稼働させるためには数千億円の追加負担が見込まれる。
規制委は昨年11月、原子力機構に代わる組織を特定するか、できなければ施設の在り方を抜本的に見直すよう求め、半年をめどに回答するよう馳浩文科相(当時)に勧告していた。
敦賀市の渕上隆信市長は今月8日、松野博一文部科学相と面談し、「一定の成果が上げられないまま撤退という判断になれば、30年の協力は何だったということになりかねない。地元の期待を裏切らないでほしい」と存続を強く求めた。
以上
なんてこった。
これで、喜ぶのは、中韓だ。
これらの技術が、他国へ流出したらどうなる。
いや、これらの技術をほしがるのは、おそらく中韓だろう。
一度失われた技術をもう一度やり直すには、
とんでもない時間と人と費用がかる。
安倍は、日本を潰したいのか。
まさしく、安倍政権は、「日本安楽死政権」だ。
「もんじゅ」は運転していた実績はある、一応ではあるが完成はしていた。
出力を100%まで上げることはしていないが、発電はしていた。
この研究成果をこのままで葬り去るのは愚かな判断である。
開発機構は国内の電力会社の共同援助が必要であった。
今や電力会社は原子力発電所の運転停止で青息吐息であるので開発援助は困難を極めている。
一番の責任は政府の対応にかかっている。
安倍政権が直接の原因ではないが、菅政権の時に原発停止を強制したのを、問題先送りで解決していない。
全ては投票に結び付ける事ばかりしか考えていないから、それと、マスコミに脅えていることから何も出来ないでいる。
会社の経営者であれば失格者の烙印を押される。
原発問題ではないが、
市の行政で市街地再開発を行い、大型店の誘致をしたが数年で撤退した。
テナント店は地元の商店なので残ったが、採算が取れない状態であった。
ビルの固定資産税は管理会社が支払う事が出来ないので破産手続きをしたが税金滞納になったので行政側もどうすることも出来ない。
行政は2億円の支出で解体をして更地にし、市営の広場になった。
政府など行政のトップは数年で交代しなければならないので将来を見越した計画は何も考えていないことが多い。
戦後の歴代首相のなかで合格点を付けられる人は誰か?
あの吉田茂でさえ天国に還っていない。
安倍さんは原子力開発問題も自分で判断出来ないでいる。
真理を学べば容易に答えが見つかるのに、惜しいことだ。
先人が国税を投資してきたつけを、税金を投入して壊すのは国民の理解を得られるはずがない。
政権交代をした数年後に、安倍さんはどのような評価になっているのか、、、、