いよいよ明日(7月21日)、衆院が解散する。
今の趨勢では、民主党が総選挙で勝利し、自公から政権交代する気配が濃厚だ。
1955年、保守合同で誕生した自由民主党の初代総裁は民主党代表の鳩山由紀夫の祖父・鳩山一郎であり、保守合同までの一方の保守政党である自由党の総裁が麻生太郎首相の祖父・吉田茂であったことを思うと、想定される政権交代になにやら因果めいたものを感ずる今朝の活火山だ。
先の都議選の結果を見る限り、自公と民主のうねりの中で社民党が埋没し、結果的には議席の確保ができなかったことは、都民の良識の結果であり、このまま国選の場面でも同様の結果が期待できるかぎり、安全保障や外交については、従来より活火山が支持する政党とはかなりの齟齬を認めるものの、現下の政権交代の趨勢を<善し>とするものだ。
軽薄短慮なコミック愛読者を総理総裁に選出した自民党の体たらくには、再度、潔く野に下ることも、これからの健全な二大政党を育成するためには必要なことだ。
政権交代をしなければ、日本の官僚支配、税金の無駄遣い、天下り、補助金等を正すことはできないだろう。
安全保障、外交に現実的な見識を保持しない泡沫的政党は、来るべき政権交代の、うねりの中に完全に埋没されることを期待したい。