新政権になってから、にわかに丸の内・旧中央郵便局の解体作業が大成建設の施工で急ピッチに進行している。
活火山の記憶では、今年の春頃、現総理のご舎弟である鳩山邦夫総務大臣が、解体工事現場の視察をし、文化財として保存する思考で、その工事の一時中止を支持した経緯のある物件だ。
この時の発言、
<朱鷺を焼き鳥にするようなもの>
と評したことを記憶している。
このフレーズを正確に表現するには結構の長文になりそうだが、ニュアンスとしては、的確に理解できるフレーズ。
政権が変われば、何もかも変わってしまう。
これでは、政権交代ではなくて、革命だ。
<引継ぎ書>なるものの存在はどうなっているのか?
不思議な事だ。
そして今では、建物は北側の壁面を残すだけの状態だ。
当時、保存を訴えた東京中央郵便局保存を訴える建築の専門家らのグループの面々、今何をしているんだろうか?
あの花火は、線香花火だったのか?
マスコミ、総務大臣はその線香花火に乗せられたのか?
解体の当事者である日本郵政は<有識者>の見解にしたがって、解体を決定し、<有識者>である建築の専門家らのグループの面々がその保存を求めた。
先の予算仕分け作業では、与党の仕切り人が、官僚の説明する日本語に対し、その意味をシキリと明確に定義することを要求していた事を記憶する。
あらためて問いたい。
とかく使用される<有識者>の定義は?
活火山、是非とも有識者に教えを乞いたい。