活火山のパリの滞在先はAvenue Des Gobelins,要はGobelins通りに面した築100年以上、おそらく200年近い古いマンション(アパートメント)の7階だ。
長いバルコニーからPantheonの頭が見える。そこから通りや、向かいのアパートメントを眺めていると、まさに往年のフランス映画の世界だ。
箱形の狭いエレヴェーターに乗るたびに、<死刑台のエレヴェーター>のワンシーンを彷彿する活火山。
今日は一段と寒い一日、トレンチコートで重装し、初めて一人で地下鉄を乗り継いでオペラ座、シャンゼリゼ通り、凱旋門の定番コースを散策する。気分はジャン・ギャバン、<現金に手を出すな>の世界に浸る。
それにしても結構喧騒な街で、その中を頻繁に警察の車両が特有のサイレンを鳴らして通り過ぎる。
それにしても、フランス語テェ言葉は何で読みにくいんだろう?
どうせしゃべれないんだから、英語式に読むことにした。それでも失敗談には不自由しない。
マックでコーヒーをオーダーしても渡されるのはコーラだ。
オープンテラスで粋がってコーヒーをオーダーすると決まって、フランス式の小さなカップのミルクなしのエスプレッソが出てくる。
フランス人は、その小さなエスプレッソで30分、1時間とネバル。
そうなると、たばこ無しでは時間が持たない。
その所為か、やけに喫煙者が目立つ。
喫煙にはかなり寛大な雰囲気。
そんなこんなで1日を潰し、帰宅。
何となく風邪っぽい。
持参したパブロンゴールドを飲んで、さらにアスピリン20滴を飲む。
明日も寒いか?