秋になると彼岸花の写真を撮りに行く場所を、一昨日通りかかった。すると、彼岸花の葉が元気よくのびのびと茂っていたので撮ったのが、上の写真である。
これが4,5月になると、きれいさっぱり地表から姿を消して、9月になると、スルスルっと茎が首を伸ばして、花が咲くのである。下の写真は昨年の9月に同じ場所で撮ったものである。
このことから、彼岸花はハミズハナミズとも言われているそうだ。花が葉っぱを見ることもないし、葉っぱが花を見ることもないということである。
不思議に思える花であるが、考えてみると、桜や梅も花が咲き、散った後に葉が出てくるのだが、こちらは本体(木)が確りと目に見えているので、彼岸花のような不思議感を伴わないのだろう。