閑人帖

野犬

野良猫は街中や公園や神社などで今でも見かけるが、野犬(野良犬と言わずに何故か野犬と言う)はさすがに見なくなった。子供の頃はオオカミみたいに群れを成していた野犬がいた。ボスは一目で分かったし、一番下っ端の犬は実に卑屈で、哀れっぽい表情をしていた。人間に危害を加えることはなかったが、道で群れに遭遇すると怖くて身体が震えた。

今年の1月に何かを銜えて走っている犬を見かけて、シャッターを押した。それをかなり無理してトリミングしたのが上の画像である。何やら不気味なものを銜えている。最近この場所の道路を通っていたら、「野犬注意」の立札が立っていた。今時野犬がいるなんて驚きである。と、同時に逞しく生きている野犬になんだか感動めいたものを感じてしまったのである。

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