桜の花や銀杏の葉がはらはらと、あるいは、風に吹かれて吹雪のように散る様はよく見る光景である。
一方で、山茶花は気がつくと、その木の根元をいつの間にかその花びらで、赤や白に染めている。
桜の花や銀杏の葉の散り際は一種の爽快感も伴っていて潔い。
一方で、山茶花は静かで、何処か物哀しい。そこがこの花の魅力なのかも知れない。
山茶花と言えば、昔の俳優さん山茶花究を思い出す。3×3=9(さざんがきゅう)から付けた芸名らしいが、洒落ているのか、馬鹿げているのか、いずれにしろ、すぐに名前を覚えることが出来た俳優さんであった。