以前、元伊勢には、知人が連れて行ってくれました。
そのせいもあり、山辺の道は一度も歩いたことがありません。
今回は、歩いてみたいと思いました。
その理由は、ネットで見つけたパワースポット
「八大龍王辨財天大神 龗神(おかみのかみ)」の記事でした。
そんなところがあるとは知らなかった私は、夢の中で見た標識と似ていたので
一度行ってみたいと思いました。
ところが、ここは、悲しみのあふれる場所でした。
大神神社に参拝をさせていただくと、特にその違いがはっきりとします。
神ではないものが、人に崇められて、
神であるように振る舞ってきたのだけれども、これから先どうしたらいいの?と
己が神のように振る舞ってきたことを悔やみ、いつしか汚れてしまった己の姿に嘆いている物がそこにいました。
パワーやご利益を求める人が、そこにお参りすることはやめられた方がいいでしょう。
人間が、勝手に鳥居を置き、神として崇めさせていることをお詫びしました。
初めは、人の願いことをかなえるのが楽しかったに違いありません。
神と思われるのが喜びだったでしょう。
しかし、本物の神様から叱られ、今更自分をどうしたらいいかわからない、
どうしたものかと憂いているもの。
そうさせたのは人の欲なのです。
降りて、お茶屋で話を伺いました。
全く大神神社とは関係のない場所であること。
50年ほど前に勝手に鳥居をたて、水子供養などをし始めたものがいること。
電気を盗電していたこと。
地元の人は、全く関わらないようにしていること。
お金を払って書いてもらった記事だということ。
色々と教えていただきました。
そして、奥の院
玄賓庵(げんぴんあん)へ。
仏像を拝観できたということを知ったのは、東京に帰ってから。
事前に連絡をすれば拝観できるそうです。
玄賓庵は「三輪山」と号し、大神神社との関係の深さを感じさせられます。
そして元伊勢へ
ここまで歩くと、元きた道を帰ろうとは思いませんでした。
おやすみ処にお願いしてタクシーで桜井駅に向かいました。
せめて、三輪の神様がその作り方を教えたという素麺を買いたかったのですが、
おやすみで購入を断念。
またの機会に、楽しみは残しました。
何故だかわかりませんが、真っ黒な写真が取れていました。
日本最古の大神「八大龍王辨財天大神 龗神(おかみのかみ)」と
表記するのは、どうかと思いました。これはあくまで個人的な意見ですが。