ひとり旅に出てみました。
テーマパークみたいな通り、じゃなくてその裏路地、法善寺横丁の水掛不動さん。
あべのハルカス。
一年前のバスツアーひとり参加ではなく、
旅行計画、なんて大層な旅ではないのだけれど、
それでも人生で初めての全くのひとり旅は、
びっくりするくらい楽しくて、満足感というか、充分感でいっぱいでした。
5、6歩も歩けないようなホテルの部屋も、
お風呂に入りながらドアを開けてテレビを観たり、
冷凍でしか食べたことのなかった豚まんを熱々でビールで流し込んだり、
とにかく穏やかで平和でした。
今回の目的は、大阪難波に一泊してから翌朝徳島の美術館に高速バスで行くことだったんですが、
せっかくの大阪なので、今まで行ったことのなかった場所をうろうろ。
テーマパークみたいな通り、じゃなくてその裏路地、法善寺横丁の水掛不動さん。
あべのハルカス。
パインアメソフトクリームの美味しさと、トイレの開放感!
先々で誰かが時々声を掛けてくれて、外国の方たちも。
私も大阪に戻るバスに迷ったとき、二十歳くらいの女の子に聞いてしまいました。
最終バスだったのでカッコつけてはいられません!
やはりひとりで来ていた彼女は、丁寧な言葉遣いに少しのジョークを混じえて答えてくれて、
雨だけど、なんだか少し眩しかったです。
そうそう。
美術館でも最初は西洋の絵画に惹き込まれるのですが、
だんだんお腹いっぱいになってきたところに、
小6か中1かな、という男の子が、
受胎告知の絵画の真ん中でにっこり笑いながら
目を閉じて胸の前で両手を合わせたり、瞑想するときのように両手の親指と人差し指で丸を作っていたり、
どうしたらその発想が出るのか、
思わず笑いながら、こういう少年なんかいいなと思いました。
(実は仏教系の学校の学生さん?)
一番最初に観て、最後も帰る間際まで眺めていました。
バスの車窓の景色さえ楽しい。
ひとり旅はどうも私に向いているようです。
次はどこに行くか、
心のなかではもう決めています。