保険代理店に1年半勤めて退職することになった。これが最後の転職になるだろうと決めていたが、そうはならなかった。
現実は厳しかった。
FPという資格、保険を売るノウハウ、仕組み、会社の査定、未経験で売れるまで1〜2年かかる、と言われながらもその前に査定落ち。この業界での私はお客様の事情を知れば知るほど慎重になってしまう。本当にお客様にとって必要なのか?自分の家計のためにどれだけ実績を作るか?の天秤が動いても傾かない。
「家族を幸せにするため」
この会社に入ってから異常なまでに耳にする。宗教的な洗脳にも近かった。
暇な日は死ぬほど家でメモを書き散らし、まとめて資料にもした。「保険屋」というワードに四苦八苦し、いかにお客様のマインドブロックを解くか?を100%追求していくうち、足が動かなくなった。怖くて動けなくなったのだ。
予定がない日中には酒を飲み、いつしかγも700を突破し、胃カメラしたら逆流性食道炎にもなり、遂には鬱病デビュー。
正直どうしたらいいんだろう?
ウチの奥様は付き合って以来、深夜のバイトで朝はいない。時給が高いから。
もう10数年朝4時起き、洗い物子供の送り出し、朝御飯から晩御飯からいろいろ専業主夫道も貫いてきたけど、最近家も外も面白くない。
ナンカいろいろ疲れた。
次の就職先も決まらぬまま退職し、責任重大なニートなう。
楽観的な性格で無責任という自覚アリ。
人様に踏み込み過ぎない方がいいのだろう。