団塊世代の真っ只中!

団塊世代のジジイ、チョコ色犬&黒色犬や手習いを中心に日々を書きとめていきます。*'20年4月改訂       

非常に “残念です” そして “本当に惜しいです”

2018年01月26日 | 陶芸
 表紙の写真は、Sさんと共に参加した、昨年信楽窯元見学にて(向かって左の人物)


陶芸倶楽部の先輩、Sさんが急性心筋梗塞で突然亡くなられました。



私が昨年の春に当倶楽部に入会し同じテーブルで
作陶することになりました。



先輩は74歳、陶芸歴10年以上、自宅も近いこともあり、親しくしてもらい、本当に良き先輩としてこれからも指導してもらおうと思っていたのに・・・





彼は倶楽部では少数派の「タタラ成型」の名手で、ロクロ積み上げをしないで
器用に緻密に作品を作っておられました。


私も彼に影響を受けて
近頃は、薄い皿造りに励んでいました。



「私らの陶芸品は芸術性を追求するのでは無く、いかに使い手に馴染んで使ってもらえるかだよ」
とおっしゃっていました。その通りだと思います。




出来上がった私の作品を見ながら、いつも優しくアドバイスをしてくれ、
それが励みになっていたのです。



釉薬においても独特の考えで、独創性のある絵付けが才を放っておられました。



最後にお会いしたのは先週初め、正月にお孫さんたちが作った「犬」の作品の
色付けを、寒い釉薬場でしておられたのを見たのが最後でした。




非常に残念です! 私は一方的に先輩の事を「師匠」と思っていたので
もう少し長くそして真剣に(Sさん)イズムを学びたかったです。

 

ここにSさんの作品を紹介いたします、私が勉強になると思い
撮り貯めておいた一部です。これから私が10年修行しても
この域には達するとは思えません。






私の一番凄いと思った作品






そら豆の「箸置き」 豆が仕込まれています。





せんえつですが
師匠に最後に褒めていただいた小生の直近の愚作、「なかなかいい出来だよ!」と・・・



  醤油皿と箸置き




 Sさん、短い間でしたが、いろいろとご教授いただき本当にありがとうございました! 
 これからは精進して、天国の師匠に褒めてもらえるような作陶を心がけます。
 改めてありがとうございました。


ご冥福をお祈りいたします。

     


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2 コメント

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太樹男さん (団塊ジジイ)
2018-01-31 23:37:44
憶えてくれてましたか。個展の案内ハガキをお渡ししたら
訪ねてくれました、実は年末に太樹男ハウスに
ご招待していて、上手く日程が合わなかったので
近日中にと話してたところでした。
貴殿の絵を見るのを楽しみにされていましたのに・・・

本当に可愛がってくれてました、弟子の様に。

残念でなりません!!


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Unknown (takio)
2018-01-31 16:19:57
Sさんには阪急での個展に来て頂き、お話の中でオヤジさんをたいへん高評価されてました。とても気さくな感じの良い方でしたね。ご冥福お祈り申し上げます。
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