hirokoの徒然Blog

徒然なる儘に 日暮 パソコンに向かひて……

……子育てしたり仕事したり何かと毎日迷走中♪

■今週のお題「好きな四字熟語は?」■一期一会■

2006-02-01 23:39:39 | ■goo 今週のお題 に挑戦!■
ちょっと真面目に。

座右の銘ってほどではないですが、
人と人との繋がりは、心から大切にしたいと思っています。
だから、「一期一会」。

私は、多分、客観的に見て恵まれているとは言えない家庭環境で育ちました。
ひねくれたコドモでした。
だから、人の愛情にはやたら敏感。
時にそれは厄介なくらい……。

でも、だからこそ、人の心の温かさを強く感じることができました。
赤の他人に過ぎないはずの人からの、温かい心遣いや思いやり。

恵まれていなかったからこそ、敏感になれたのだと思います。

友達、恋人、先生……。
多くの存在に、すごく支えられて生きてきました。

私が出逢った人に、これから出逢う人に、少しでもその恩返しをしていければと思います。
人と人との繋がりを、心から大切にしていきたいと思います。

そう言えば、今日は私を可愛がってくれた祖母の命日……。

白夜行

2006-02-01 01:09:08 | *れびゅうモドキ*

厚さが5センチ以上はあろうというずっしりとした文庫本。
帯に記された短い言葉に、思わず手が伸びる。

「愛することが、罪だった。 会えないことが、罰だった。」


世界中コンビの主演ドラマということもあり、寝苦しい病床で手に取った。
時間を持て余していたこともあったが、それでもこれだけの長編を、息もつかず一気に読み終えた。


読後感。
決してカタルシスはない。
重苦しくなる心と、向ける場所のない悲しみ。怒り。


直木賞作家の筆は、決して主人公2人の心情を描写しない。行動を主体的に描かない。
だからこそ読者は焦れ、より多くの状況証拠を求め、ページを捲る。
どこかに釈然としない気持ちを抱えつつ……2人の安寧を願いさえしてしまう。
真犯人? 
すべてが嘘かも知れない。
すべてが妄想かも知れない。

99%真っ黒な灰色でも、残りの1%にかけて、白く塗り籠める。
それは太陽の昇らない白夜のようで……。
太陽が沈むことのない白夜のようで……。

白夜行

個人的には小説のほうが

文庫版の表紙は、
綾瀬はるかちゃん

&山田孝之くんです