愛知県芸術劇場、コンサートホール。開演前の様子。
この日は、名フィルとソリストによるコンチェルトがメインのプログラムでした。
演目は、さておき、このコンサートホールは柿落としから数十回、鑑賞しているのだが、最初の印象と今もほとんど変わらない。まず、管が、響き(響すぎ)、中高音部の弦が沈む。バランスが非常に難しい。ハイの「金物」はよく通るが、主題を主に演奏する楽器たちが、管に埋もれて聴き取りづらい。低音部が少しエンハンスされて、中高音域に干渉する。残響は、程よいプレートリバーブ。タイムも邪魔にならない程度で良い印象。ディレイは、0.4秒で3.6回の減衰。これもまずまずの数値。
で、1階と2階で聴き比べると、圧倒的に2階の方が、解像度が良く、抜けもよい。1階は、そうだなぁ、、、、各所で、干渉しあって渦巻くし、ベストポイントが、かなり限られてくるかなと。両サイドは NG.。中央左寄りの奥の方の席だったらバランスもそこそこ、とれるかもしれない。
それでも、ホールとして悪いわけではなく、ポイントさえ押さえれば、むしろサウンドチェックなど解りやすい、音場だと思う。
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