トイプーココアとともに

ブラウンヘアーとヘーゼルアイ、タイニーな彼女の名は「ココア」。魅惑の生活を少しだけ…

ぎっくりひざ? ココアの右膝手術【その2】

2011年05月26日 23時06分37秒 | 膝疾患 と ココア
『ココアさんが、1週間ちょっと前から完全に右後ろ足を浮かしてます。
 どうやら、膝蓋骨脱臼が悪化してるようです。
 最終的には原因はそれだけじゃないことが分かって、
 本日夕方に手術することになりました。』
   [2011年5月21日ブログより]



最初に異常が出たのは、ココアがちょうど1歳くらいだったかな?
直前まではしゃいで走り回ってたのに、急にうずくまってビクビクしてた。
あきらかに異常。
で、確認してみたら右後ろ足をかばってるようです。
心配だったんで、超近所のかかりつけ「A動物病院」へ駆け込みました。

先生は、立たせたココアの後ろから両膝を握って診察。
診断は「膝蓋骨脱臼」(しつがいこつだっきゅう)。
お膝の皿がずれてしまう病気だそうです。

で、
先生は、
手でギュギュっと…
嵌めてしまいました!

ほんの数秒の出来事。

あんまりビックリしたんで、
その日いくら払ったかはっきり覚えてないんですけど、
確か800円くらいだった。

おそらく、ギュギュっと嵌めた「治療費」はとってないはず。
そういう先生です。
とても良心的なんです。
そして、いつも激安。



「この子は元々右膝が少しゆるいね」って言われ、
ショック!

「膝蓋骨脱臼」は
トイプードルをはじめとする小型犬に多いそうです。
でも、膝蓋骨脱臼だから即歩けなくなるということはなくて、
ほとんどの子は、痛がる時期はあるけど自分で嵌められるようになるし、
外れたまま普通に歩く子も結構いるらしい。

ようするに、
そんな深刻に心配する病気ではないってことらしい。



「また外れるかもしれないけど、
 半日くらい様子見てれば何かのひょうしに嵌っちゃうこともあるから」

「ほら触ってみて。
 小さいアーモンドみたいな骨、あるでしょ」
…すみません。分かりません。

自分で嵌めてあげられるようになれば、
ココアがブルブルしてる時間が短くできるし…
と思って、その日の夜からNETで勉強しました。

「膝蓋骨脱臼」には
1~4のグレードがあって、
ココアの場合は「グレード2」だなあ、と。

グレード2
 「時々外れる」けど「足を伸ばしたり、指で押すと嵌る」ってやつ。

グレード3になると、
 「ほぼ常に外れてる」状態で、
 「指で押すと嵌るけど、離すと外れる」らしい。

グレード4は、
 「常に外れてる」し、「指で押しても嵌らない」ようです。
 完全に足を浮かして歩くって。

あと、
小型犬の場合は内側に、大型犬は外側にずれる場合が多いとか。

レントゲン写真とか犬の膝の構造図なんかもNETに転がってるので、
イザというときに知らないより役に立つと思う。






…これが
ココアが最初に脱臼した時のおなはしです。

「膝蓋骨脱臼」とは長く付き合っていくことになりそうだなあ…
ココアはまだ1歳だけどちょっとずつ歩きにくくなっていくのかなあ…
とこの時は思ってた。

この2年半後、
まさか緊急手術することになるなんて…。



金儲けを優先するブリーディングだと、
関節がゆるいのを承知でも繁殖させる。
そうすると先天的にゆるい子がどんどん増えていくことになる。

日本はそのあたりが野放しなんだそうです。
だから先天性の障害をもった子が非常に多いらしい。
人気犬種なんかだと特に多い。

新しい子を迎えるときは、
信頼できるブリーダーさんやショップさんを選び、
お母さん犬にも会わせてもらって、
10数年という長い時間を一緒に元気に暮らしていける子を探してください。

私たちが正しい知識を持って慎重に選ぶことで、
ブリーダーさんやショップさんはいい加減な仕事がしにくくなります。
その結果、健康なわんこが増えていく。

そうあるべきです。



ココアの場合は、
歴史のある地元密着の個人ショップ兼ブリーダーでした。
お母さん犬もお店にいました。
生まれて2箇月までは兄弟と一緒に過ごし、
契約しても一度も触らせてくれませんでした。

(まあそれでもお膝は外れちゃったんですけど。
 でもひどい子は2箇月くらいで外れちゃうらしいです。
 仕方がなかったのかなあ…と思ってます)


予防注射前は子犬に触れません。
そして予防注射は子犬の身体に負担が大きいので、
本当は2箇月経過までは控えるべきなんだそうです。

2箇月未満で抱っこさせてくれる大きなペットショップなんかでは、
1箇月ちょっとの子に予防注射を無理して打って、
小さくて可愛い(売れ時の)うちに、
抱っこさせて売ってしまうのです。

…無知は罪です。
オーナーとなる私たちが正しい知識をつけて、
わんこにもショップにも正しく接していきたいと思います。






あまり詳細に書いて引き伸ばしてもアレなので、
次回から本題に入ります。

【その3】では、最近近所にできた「N動物病院」でのセカンドオピニオン。

そして【その4】で、「名古屋動物整形外科病院」でのサードオピニオン(って言わないか)と手術について。

まあ予定ですので、いつも通り筆が走れば分割することになります。
(更新頻度は低いんですけど、書き出すと止まりません…どうなってるんでしょうか…)





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