私の窓から、狭い道路を隔てて、保育園の窓が見える。
昼間は元気な子どもたちの声が響き、園庭で元気に遊ぶこともたちが見える。
可愛い姿を見るのが楽しみだ。
夜七時を過ぎると、シンと静かになり、園の窓明かりも消えてゆき、わずかに残った窓から、女の子が外を見ている。
きっとお迎えを待っているんだろう。
早くお迎え来るといいねと、思わず声が出てしまう。
お迎えの自転車の明かりが園庭に入っていくと、女の子はぱっと窓から離れた。
園の窓明かりが消えて、園庭を走り出る自転車から、「ママ今日ねあのね」元気な声が聞こえてきた。
暗くなった窓を見て、私もほっとする。
明日は、年寄りの道草散歩のコースを、可愛い子供たちが遊ぶ園庭近くの道にしようと思う。