大阪府摂津市のとある工場内に15匹の猫が住んでおりました。
そこで勤務するおじいさんが長年、猫のお世話をしていました。
早朝に毎日、休みの日にまで工場に来て、猫にご飯をあげていました。
私は個人ボランティアでTNR(野良猫の避妊・去勢手術)をしており、
数年前にそこで活動をしたことをキッカケに、その猫達に出会いました。
おじいさんが大変可愛がっていた為、猫達は人懐こく、
おじいさんが「にゃんこ~」と呼ぶと、みんな一斉にやって来ます。
我先に膝を取り合い、膝に乗れなかった猫は、肩に乗って甘える姿は、とても微笑ましかったです。
頭数が多い為か名前はなく、みんな「にゃんこ~」と呼ばれていました。
野良ながらも穏やかに暮らしていた猫達ですが、今年(2021年)の夏におじいさんの定年退職が決定。
それに伴い、猫達は工場から追い出されてしまうことに…。
追い出されてしまうと猫達は生きていくことが出来ません。
工場側から「これまでは大目に見てきたが、もう猫達は保健所に処分してもらう」を言われてしまいました。
また、おじいさんが定年退職してしまうと、もう工場内に入ることが出来ず、
猫達はご飯をもらうことが出来なくなってしまいます。(従業員の中には猫が好きな人もいたそうですが、
工場側に歯向かってまでこの先、猫達にご飯をあげられる人はいませんでした。)
おじいさんの家にも、工場から保護した猫が複数おり、これ以上飼うことは出来ません。
私がこの話を聞いた時、猫達には「後2ヶ月」の猶予しかありませんでした。
後2ヶ月の間に15匹の居場所を確保しなければ、処分されるか、工場から追い出されて、生きていけなくなってしまう…。
その頃ちょうど私は、猫の飼育可能な物件に引っ越ししたばかりでした。
1匹でも多く助けたいと思った結果、私の家では順番に6匹を保護しました。
そして私と保護猫6匹との生活が始まりました。
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残りの9匹はありがたいことに、保護猫団体さんが一旦引き取ってくれることになりました。
残りの9匹を助けてくれたのは、大阪府高槻市の保護猫団体さん「高槻ねこのおうち」さんです。
私が猫を保護するにあたって、親身に相談にのってくれました。
高槻ねこのおうちさんのブログはこちらです↓
https://ameblo.jp/necono-ouchi/