のほ本ブログ

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貧しき人々 : ドストエフスキー 木村 浩 (訳)新潮文庫

2020-01-31 08:14:35 | 
 「写実的ヒューマニズム」の傑作…
2020年1月31日はドストエフスキーの処女作「貧しき人々」を紹介します。
この本は ドストエフスキー によって執筆されました。



【主な内容】
 初老の小役人マカール・ジェーブシキンはワーレンカという乙女と手紙のやり取りを行っていた。2人は手紙のやり取りをする中でお互いが経験した事、身の回りの人々の話をしていきお互いの愛を確かめていく…

【個人的なポイント】
 「写実的ヒューマニズム」の傑作とうたわれた本作。
2人が手紙を送りあい、その手紙がそのまま本文の内容となっております。その為、全編を通して会話文のような文章が展開されます。
その中で、徐々に話が進んでいき、マカール・ジェーブシキンとワーレンカの恋路に話が結びついていく様は、新しい文体だと感じました。
ですが少し文章が読みづらく、内容の判断も少し難しかったと個人的に感じました。
多く本を読んだ後に読むと別の感想が書けそうなので、再度読みたいと思います。


以上でこの本の紹介を終わります。
 ドストエフスキーは他にも「罪と罰」「カラマーゾフの兄弟」等を執筆し、世界的に著名な人物です。興味を持たれた方は是非読んでみてください。

ここまで読んでくださりありがとうございました!