胸キュンスカッと、ちゃんとしよーぜ

ウッチャンの番組のスカッとジャパン知ってる？

その中に胸キュンスカッと、というコーナーがあるねんけど、

この間家に帰ったらテレビがついててね。

だいたい高校生の恋愛を描いてる事が多いねんけど、

今回は読書好き、しかも怖いもの好きの内気な女の子と、同じ趣味の先輩の男子が主人公でさ。

別に設定はどうでもいいねんけど、最初の方にめちゃ違和感のある演出があってん。

女の子がひとり、たぶん放課後に図書室で怖い本を読んでる。

そこに先輩の男子が入ってくる。

女の子がびっくりする。

「ごめん、驚かすつもりはなかったんだ・・・・。」と男子。

そして彼は辺りを見渡しながら、

「図書室に人がいるなんて珍しいな～・・・」とつぶやく。

えっ？何この演出？おかしいやん。

辺りを見渡しながら言うんであれば、セリフには辺りの状況や光景に関係ある内容が含まれてないとあかんやん。

例えば「相変わらず誰もいねえな～・・・」とか。

図書室に人がいるなんて珍しいな～と言うのであれば女の子を見ながら言わないと。

だって珍しい対象は彼女やからね。



まぁこれはいわゆる「説明セリフ」な訳です。

これから先も図書室で男女が二人きり、という状況が続く訳なんで、見る側がそこに不自然さ感じないようにするために、

「ここの高校はいつも図書室には人がいないんですよ」

と説明したい訳よ。

それなら、

「驚かすつもりはなかったんだ・・・・・いつもは誰もいないもんだからさ。」

こちらの方が自然ですよね。ちゃんと説明してる。

ちゃんとやろうぜ、胸キュン。スカッとせーへんわ～・・・・。