全国の鉄道好きの皆さま、ご覧いただきありがとうございます。
日本映画専門チャンネルで、面白そうな映画をやっていたので録画してみました。
映画の内容とか、時代背景を妄想しながら楽しむために、あえてウィキペディアなどで調べずに書いてみます。
間違っていたら突っ込んでくださいね。
まずdボタンの番組紹介によると
昭和35年制作 「大いなる驀進」
東京発長崎行 寝台特急〈さくら〉 に乗り込んだ人々の人間模様
出演
三国蓮太郎
中村嘉葎雄
佐久間良子
すみませんがまず、題名からして読めません。
どなたか教えてください。
タイトルクレジットからの情報
協力 日本国有鉄道
脚本 新藤兼人
なんと、あの老おしん音羽さんのご主人ですよ!
私の生まれる前の映画です。ワクワクしますね!
【映画のストーリー】
ネタバレあり
鑑賞予定の人は読まないでちょうだい。
冒頭、東京駅の前で、若いカップルの中村嘉葎雄と佐久間良子が揉めている。
中村は仕事が面白くないんだ、とダダを捏ね、
佐久間は話し合おうと、迫っている。
「なんだかとにかくつまんないんだよ」
「とりあえず辞めてしまいたい」
とフリーターのような事を言っている。
高度成長期の日本の中心地、東京駅で。
そんなに面白くなくてつまんない中村の仕事とは?
東京駅発長崎行き寝台特急さくらの乗務員である。
面白くてつまる仕事じゃないか!
もう辞めようかななんて思っていても発車時刻は迫ってくるので、
上司の三國と配置に着く。
国鉄は定刻厳守だからね!
貴重映像寝台特急さくら
ホームでは、色々な人たちが行き交い、賑やかである。
新婚旅行に出発するカップルのお見送り。
地方に遊説に行く国会議員のお見送り。
日本食堂が経営している食堂車の場面
すごく素敵ですね。白い髪留めと水色の制服が優雅な雰囲気です
恋人の佐久間良子は彼氏の中村嘉葎雄と話し合おうと入場券だけで乗ってきてしまう。
乗務員の中村は恋人が乗っているのに気づくと車掌室に無理やり連れていき、
入場券だけで乗車してきたらキセル乗車になるじゃないかと責める。
恋人が追いかけてきた場合普通なにごとかと驚くと思うのだが、
まずちゃんと乗車券を買っているかの確認を優先する。
国鉄マンの鏡のような中村。
部下が恋人ともめているので、上司として部下の恋人の相談に乗ってあげる三国。
調子付いて父親が失業中だの、中村が脱サラしようとしているが私は国鉄は安定しているからやめて欲しくないだの、
ペラペラ喋りまくる恋人の佐久間良子。
これは喜劇映画なのか?まだ読めない。
綺麗すぎて貧乏育ちのリアリティーがない佐久間良子
東京駅のホームで職場の同僚達に見送られた新婚旅行カップル、
今度は静岡駅で静岡支店の方たちが横断幕で万歳三唱、
同僚の女性たちの事務服と新婦のスーツが同じ色で似たデザインだけど
まさか事務服着て新婚旅行はないだろうし。
東京駅の出発の時と新婦の服装が変わっている。
やはり事務服に着替えた?
ここで、またいつものことだけれど話が脱線する、
いや縁起が悪いので分岐する。
その昔、私の友達が中学校の教員と結婚式をして、休みがあまり取れないために、式を挙げたのちにそのまま一泊二日の新婚旅行に行くことになった。
教員同士なので海外の新婚旅行は夏休みまで無理だからの、とりあえず新婚旅行だったらしい。
どこの結婚式場だったのかどうしても思い出せないのだが、どこかのホテルで挙式して、その後披露宴会場からみんなで晴れ着のまま電車で移動して、新宿駅の地下街を、総勢25名くらいで、巨大な横断幕を掲げ持ちながら、
「これから山田太郎・花子夫妻が小田急ロマンスカーで、一泊二日の箱根新婚旅行に向かいまーす」
と拡声器で叫びつつ小田急のロマンスカーホームまで行列した。
そしてこの映画のように、ホームで万歳三唱をして送り出した。
断っておくが平成の話である。
昭和35年のこの映画の時代でさえ、新婚カップルのお見送りは通常ホームだけであり、
横断幕は映っていたけれど、拡声器はなかった。
よく私たちはあんなことをして怒られなかったものだ。
長くなってきたので次回に続きます