スカート探して6500歩(^_^;)

16日の従姉の葬儀からの1週間は、「こういうのを心労というのか・・・」と思うような気持ち的な疲労感が解消しないところに、もとから毎日なにかしら予定が入っていたこともあって、長く感じた１週間でした。

そのトドメが昨日の日曜日。

ようやくゆっくり休めるかな、と思っていたら、娘から「衣装合わせに付き合ってほしい」と言われ、朝から娘宅へ。

娘はとにかくファッションオンチなんです・・・

ステキな服を着たい、とか、キレイな格好をしたい、とかいう欲求は限りなくゼロ。

ポイントは「自分が安心していられる身なり」。

時代のトレンドとか自分を「良く見せる」ということに対しては興味がないというよりむしろ拒否する、という感じで、自分なりの好みやこだわりはあってもとにかく間口が狭いのです。

だから、気に入ったものは「穴があくまで」「破けるまで」というのが比喩にならないくらいそればっかりになります。

毛玉だらけになっても色が褪せてきても首回りが少々ヨレてきても着ている。

それで母は、街に出るとついつい「これ、娘に似合いそう」というものばかりが目に付いて、「どうせ自分では買わないから」と買ってしまって、そして娘に叱られる・・・ということを何年も繰り返しているうちに、娘のワードローブは、数だけはタンスに入りきらないくらいになってしまったのでした。

今回はそれを整理したいということになったのです。

そして、それには訳がありまして。

今週末、娘は「結婚するかもしれない人」のお家にごあいさつに伺うことになったのです。

「どんな格好で行けばいいのかわからない。就活のようなスーツで行くわけにもいかないよね」と。

だから、服を選ぶのを手伝って、と。

私としては「それ見ろ、こういう時に困るだろーが」と思いつつも「よくぞ相談してくれた」と一安心。

だって、もし相談もなく自分の感覚だけで服を選んだら、きっと「昭和のオールドミス」のような格好になっていたと思うから

 

娘の服、案の定、一度も着たことのないまま古くなったものがたくさんあり、今後も着ない、だけどメルカリに出すのは嫌だ、というのでボトムス類は全部捨てることに（ボタンのついているもの、再利用できそうな生地のものは私が頂きました）

トップス類は片っ端から着てみて、「これは胸が開きすぎるから嫌だ」「これは着こなしがわからないから着ない」「ボウタイの結び方が良くわからないからメンドクサイ」「飾りボタンがキライ」と、私から見たら良く似合ってるのに、あのパンツやスカートと合わせたらステキなのに、と思うものでも「自分でそう思えないから、着ていて落ち着かない」と言われ、ほとんどを処分することに。

そんななかで唯一、「これがいいね」となった春物ニットがあって、「これに合うスカートを買いに行く」ということになりました。

私としては、ちょっと品の良いワンピースとかでいいんじゃないのかな・・・と思ってもいたので「手持ちの中から探すより、一直線に買いに行った方が早いじゃん」と言っていたのですが、「ワンピースなんて買ってもその後着ることがないから買いたくない」と一刀両断。

とにかく「あのニットに合うスカート」を探しにショッピングモールに行きました。

片っ端から服屋さんを回ってみて感じたのが、今はスカートよりパンツが主流なのね、ということ。

品ぞろえが、２：１という感じでパンツの方が多い。

あと、スカートの丈が長い。娘は小柄なので、胸ぐらいまで上げないとはけないじゃん、というぐらい長い。

そして、こちらの選択肢もピンポイントになっているので、そうそう狙った形のものはない。

2時間ぐらいかけてモール内を1周して、これならマシ？と思ったのが一つだけ。

良いお値段だし、裾も長い。ヒールのあるパンプスを履けば多少は恰好がつくかもだけど・・・

「自分はシンプルなものが好きだから、いっそのことユニクロがいいかも」となって、ユニクロに行って「どうしても見つからなかったらこれにする」という2990円のスカートを1着お買い上げ。

そして、「ちょっと一休みしながら相談しよう」とコメダ珈琲に入って作戦会議。

「さっきのは妥協して買うにはお値段が高いし、裾も長すぎると思うから一旦白紙にしよう」ということになり、もうちょっとイメージを固めよう、とネットで「どんな感じのスカートがいいのか」具体的なものを検索。

「これ、色も形も良さそう」と出てきたものを詳しく調べて見ると、ちょうどモール内のお店に在庫がある、ということで、「行ってみよう！」

店内を探して見るも見当たらないので、店員さんに訊いてみたら、奥から出してきてくれました。

なるほど、生地がちょっと厚めで、温かそう。だからもうひっこめてあったのかな。

色も形も良いんだけど、この生地は今の季節にどうだろう・・・と思いながら、もう一度店内を見て回っていたら、「これ、良くない？」という感じのものを発見。

結局その２つをお買い上げとなりました。お値段も、2着合わせて最初に見た裾長のスカート1着分で済んだので、娘も納得。

娘がお会計をしている間に歩数計を見てみたら、6580歩。家からは車で来てるから、モール内を4キロ分ぐらい歩いたのね

帰宅して衣装合わせをしてみたら、バッチリ、良い感じ

ま、これなら印象は悪くはないんじゃないかな・・・・？

 

さて、その「結婚するかもしれない人」は、娘が挨拶に伺った後、GWの間にうちにも来ることになっています。

今はまだ本人だけの段階で。なんせ「かもしれない」段階なので

いま、二人で住む場所を探していて、第一段階（第二段階？）として一緒に住んでみるそうで。

それで「大丈夫そう」となったら結婚、ということらしいです。

なんせ「恋愛じゃないから」と。そこをめっちゃ強調してきます。

少しずつ進展していることは折々聞いていたけど、こちらからその話を振ると「茶化さないでよ！恋愛してんじゃないんだから」といつも怒られて。

いや別に茶化してないし、心配なだけだし。

だけどそんな具合で、いまだに名前も顔も知らないのよ、どうなの、それって

 

ただね、密かにおもしろいなーと思っているのは、娘がその人の事を話すときの感じが少しずつ変わってきていること。

最近は、どうやら憎からずは思っているらしい・・・と感じられる口ぶりになっています

まあ、なんでもいいよ。

とにかく、幸せになってくれ。

 

このまま上手く進んでいったら、私も振り回されることが増えるのかもしれませんね。

今どきの若夫婦は（若い・・と言っていいのかな？）とにかく忙しいし、多分親の手伝いは大前提なんでしょうから。

 

まあ、とにかく疲れた1週間、そして1日でした。

 

 

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