昨日Viligaliciaに路線バスに乗って行きましたが、相変わらずスペイン路線バスの旅は不思議に満ちています。
不思議1 次通過する停留所の案内はありません。 その代わりに運転者がラジオをかなりの音量で車内放送で流しています。 大抵は音楽です。
不思議2 昨日来たのはマイクロバス、いつもは大型観光バスみたいなのがくるだけど20人ぐらいしか乗れないマイクロバスでした。 しかも朝はViligaliciaまで買い物に行くいhとが多いので満席。 なんでこんなマイクロバスがくるんだろう?
不思議3 停車ボタンが様々。 昨日のマイクロバスは最後まで分からなかった。他には、車内にレールがあり、6個ぐらいのStopボタンがあります。 日本のように手の届く範囲に必ず停車ボタンが無いので、座るときに場所を選ばないと押せません。
不思議4 行きはViligaliciaのバスセンターらしきところに到着、ここがバスセンターなんだと思って帰りに行くとバスの時刻表がない。 近くにいた近郊バスの運転手に聞くと「ノーアキ」こういう時はわからないスペイン語でも聞こえてしまいます。「ここではない」 結局街外れにあるいつものバス停まで歩いてそこから乗りました。
不思議5 バス停には行き先も時刻表もない。それどころかバス停の名前もない。 三無いです。Viligaliciaからの帰りに隣のバス停で降りてCafeでのどを潤したいと思ってもバス停の名前がさっぱり分からない。
不思議6 16時発のバスが遅れて15時55分にバス停に来ました。 日本なら直ぐに乗客を乗せて出発するのですが、ここではおもむろに運転者が外に出てタバコを一服。その間に隣の運転手と雑談。 16時5分になってエンジンをかけて出発準備。 切符を売るのも乗客と冗談話をしながら結局16時10分発。 でも誰も苛立っていない。 ここはスペインガリシアです。 時間より大事なのはお話です。
共通点1 ここBaionの住民に聞くと老人と女性を除くて車社会なのでバスの事を知らない。 乗ったこともなければ、料金も時刻表も全く知らない。 朝晩は学校送迎用のバスが沢山走っています。 平日は1時間置きのバスが土日は一日に5便ぐらいになります。
あり得ないと思う事
老人が危なそうな運転をしていることがあります。 車も軽自動車ぐらいで、ナンバーも黄色で他と違っています。 馬ガイド曰く。 彼らは地域限定で市内には入れない。 運転免許はない。 老人だって田舎なら買い物も行くし、病院にも行く、Cafeにも行く。 車が運転できなかったら暮らせないだろう。 ただし危ないからこちらも気をつけるし、交通量の多い市内には入らない約束だからそれで大丈夫。 依然スペインは謎に満ちています。