マイケル・ハドソン研究会にあるStrategic Culture Foundation記事の和訳 、前記事、次記事
# cf. Strategic Culture FoundationのGoogle「サイト翻訳」結果
# 以下、Googleの「サイト翻訳」結果は「→GT」で示す。 後からの更新箇所1:別の訳1、2をリンク
2:別の訳をリンク
3:trumpは「切り札を出す」の意を掛けているとの指摘@寺島メソッド翻訳NEWSを追記
4:「小さな王様」の説明、 ルーゲン/Lugen はドイツ語で「嘘吐き」のこと追記
5:米欧の対立は「対ロシア焦土作戦@欧州」の演出との説を追記、
*主題前半部の要約箇所別の訳+原文+Google翻訳リンク
↓ペペ・エスコバル
「急性認知症で麻痺したヨーロッパ、再びロシアに宣戦布告」2025/03/08
# 不合理/非論理的にウクライナ紛争継続に固執する欧州首脳たち
「フランスの「小さな王様」(マクロン)は…フランスには核抑止力があることを強調…
それをヨーロッパの他の国々にも提供…ロシアに宣戦布告したも同然」
# 「小さな王様」:原文はフランス語表記(Petit Roi)。メドベージェフ(ロシアの
# 元大統領、現在は国家安全保障会議副議長かつ与党「統一ロシア」党首 )が Macron の
# 「Macro」を「Micro」と置き換えて「Micron」と呼んだ (→GT)のと同じ発想で「小さな」、
# マクロンの言動に見える「ナポレオン・コンプレックス」を揶揄する意味で「王様」かと。
# なお、"Micron" という半導体企業があり Google翻訳は "Micron" を同社と解釈する。^^;
# ルーゲン/Lugen はドイツ語で「嘘吐き」のこと。
「フォン・デア・ルーゲン(←「ライエン」とも。欧州委員会委員長)は『ヨーロッパは危険に
さらされている』(という口実による)軍産複合体(への利権供与^^;)の大規模な拡大=
実際には高額な米国製兵器をさらに購入することと「再軍備」を主張」
## トランプ2.0の米国はロシアと和解の方針→ヨーロッパのロシア攻撃に付き合わない。
「Sy Hershは、ノルド・ストリームはワシントン・前政権の命令で爆撃されたと決定的に証明…
少なくとも、ノルド・ストリーム2は…米露間の取引によって復活する可能性」
「トランプ2.0のワシントンは、次のヨーロッパ戦争には関与しないだろう」
# 米国抜きのNATOはロシアに対抗不可能。
「米国以外には、NATOには価値のある(=ロシアに対抗可能な)軍事力は存在しない」
∵「米国には標的を定めるための衛星システムがあるが、NATOの他の国にはない」
## そしてロシアにも「標的を定めるための衛星システム(⊃GLONASS)」がある。
## 特別軍事作戦開始時の航空戦力への攻撃やウクライナ側の長距離ミサイル使用への報復
## として実施した(オレシュニクによるものを含む)攻撃の精度+威力は実証済。
## ∴NATO諸国の攻撃に対し、ロシアからは*任意のインフラ*を破壊する報復が可能。
# ロシアと米国が和解条件をまとめるまでには、かなりの期間(>数か月)が必要。
「トランプ2.0とクレムリンがすでに何らかの事前合意に達しているという話については、
本格的な交渉が始まる前からそうした話が流れているが、それを裏付ける証拠はまだない」
ロシアの情報筋「合意に達しているのは、話し合いの枠組みと、実際に達成できる内容に
関する一般的な合意…この初期段階は少なくとも数か月は続く」
∵「協議のテーブルに上っているテーマ…ロシアの銀行に対する制裁の解除やMIRカードの
利用から、直行便の再開や北極圏の軍事化の抑制まで多岐にわたる」
## ウクライナ紛争(⊃ロシアの特別軍事作戦)はウクライナ軍の崩壊で終わる。
「特別軍事作戦は継続される…欧州諸国が望むように、ウクライナの最後の一人まで」
「バルト海と黒海におけるパワーゲームとレッドラインが交錯する『奇妙な戦争』」2025/02/28
# cf. 別の訳1∈*SCF⊃主題前半部の要約、原文→GT
「チーム・トランプ2.0は、ロシアの真のレッドラインを理解していないように見える。
1. 「前線に沿って」の一時的な停戦は認めない。
2. 戦場で新たに獲得した領土の取引は認めない。
3. ロシアの西側国境にNATOや欧州の「平和維持軍」を配置することを認めない」
「現状では、ワシントンとモスクワは依然として深い溝で隔てられている」
「EU/NATOは、自ら招いた戦略的敗北を認め…ない…ロシアを「孤立させる」…中国の
「新シルクロード」を「混乱させる」…幻想を抱いている」
# cf. 「『米国と他のNATO諸国の対立』は『対ロシア焦土作戦@欧州』の演出」との説。
Pravdaニュース/ヨーロッパは負ける。だから(今)、金はアメリカに輸出されている。
しかし、ロシアはどうなるのだろうか?@locom2_diary
「ワシントンが平和の重要性を語る一方で、欧州の指導者たちはウクライナを支援し、
キエフに軍備を供給し、プーチンを抑止するという別の発言」+「欧州の富裕層は金塊を
一斉に海外に輸出」←米/トランプと…欧/子分たちとの間の「意見の相違」は「ロシアを
弱体化させ、つぶすことを最終目的とした見世物に過ぎない」
∵「ロシア語(話者)の権利」@「NATOと旧ウクライナが支配下に置きたがっている領土」
を「誰も保証していない」←「ロシアに対して優位に立つ」目標は共有されたままだから。
+「ポーランド…フランス…フィンランドとスウェーデン…ロシアとの直接的な衝突を避け…
大規模な軍隊として…訓練を行っている」
∴アメリカがヨーロッパから基地を撤退させる理由は「紛争の地ならし」と思われる。
∵「太平洋地域に新しい文明の中心を作ろうとしている」←ヨーロッパの破壊を想定。
∴ロシアは西側諸国が演出している表面的な対立に騙されるべきではない。
# ↑穿ち過ぎな気がするが、西側支配層は*大多数の民衆の被害など気にしない*ので、
# 「有り得ない」とまでは…例えば、トランプの矛盾する言動の一部が、「演出の綻び」
# として説明が付くとか…^^;。少なくとも、ロシア側での西側不信の根深さは伺える。
「新たなグレートゲームを始めよう」2025/02/20 cf. 別の訳1∈SCF
# リヤドでの米露会談が示唆する「新たなグレートゲーム」の始まり
「新しい大いなるゲームは、19世紀の英国が考案したオリジナルから遥かに離れた形で、
2010年代初頭に中国が「新シルクロード構想」を打ち出した頃の認識により近い形で
始まっている。これは決してヤルタ会談になることを意味するものではない。とはいえ、
ヤルタ会談2.0がいずれ実現する可能性はある」←「戦場での決着」によって
# 米露会談の評価=ウクライナの敗勢による米国、西欧諸国の「手詰まり」は明白。
「ロシアと米国は、ようやく大人として話し合うために席についた…3年ぶり…リヤドで」
「ワシントンとロシアが「互いの利益を考慮する」と宣言…「混沌の帝国」がこれまでの
影響力を失い、今やテーブルについて耳を傾けることを余儀なくされている」
「両代表団が、トランプとプーチンの個人的な会合の日程調整は非常に難しいと強調して
いることは、米国のディープステートが代理戦争の失敗という事実上の戦略的敗北を覆い
隠すことを強いられるという暗号…現状では、リヤドで起こったことは第一歩に過ぎない」
# 米露会談の地政学的な背景
cf. 「トランプが嫌悪しているEUの傀儡たち…パリに集まり…「敗者の同盟」を開催」
+「北京は…すでにいくつかの層で勝利…中国製造2025計画の成果に集中」
∴「トランプは…ウクライナで損失を出すのをやめさせたい」=「ヨーロッパのカモたちに
支払わせ、中国との技術と地経学の戦争…に(遅ればせながら)集中(したいが前途遼遠)」
# 「ウクライナ軍の崩壊による戦場での決着」が避けられない状況
∵「現時点では事実ゼロ…ロシア軍がノボロシアの戦場で作り続けているものを除いては。
この新たな現地の事実は…交渉が少なくとも数ヶ月は続くことを考えると、アメリカ人に
とってさらに悲惨な状況を作り出すだろう」
ペペ・エスコバル「トランプし続けよう」 2025/02/12
# 原文の keep on trumping↑→本ブログ筆者の「意訳」案「トランプ劇場を続けよう」。
# ↑別の訳@寺島メソッド翻訳NEWSにtrump は「切り札を出す」という意味を掛けているとの指摘。
## ガザ
「ガザのリビエラ・リゾート&カジノ詐欺に西アジア(と関連)地域…の人々がNO…
ガザ・リビエラ計画=パレスチナ人は追放=「ナクバ2.0」⊂民族浄化(英語WikiPediaの和訳)
### 民族浄化の日本語解説の多くは 政治的中立性に問題あり→上記↑での説明がbetter。
「アラブ属国でさえ…拒否せざるを得ない…実行されれば…武装抵抗は激化する」
↑「2023年10月13日…イスラエル情報省…雑誌『カルカリスト』がリーク…ガザ地区を
完全に「一掃」し、エジプト国内の「閉鎖された安全地帯」にテント村を設置した上で、
ガザ地区の人々をシナイ半島北部に追放するとし…少なくとも一部は実行に移された」
「そして2024年5月、ネタニヤフ首相の事務所は…詳細な4段階の計画を打ち出した。
その計画は、何と「取り壊し」から始まる…トランプ大統領はガザ地区を表現する際…
同じ用語(「ハマス非支配地域の設定」、「ゼロから設計する新しい都市」…)を使用」
↑=「西アジアにおける「永遠の戦争」の章がアップグレード」
## ウクライナ cf. 関連記事
「ウクライナにおける「永遠の戦争」…はるかに厳しい」
「ウクライナのための「平和」計画を大々的に発表したが、実際には保留となった。」
「NATOの属国たちの動向を探るために、ミュンヘン安全保障会議に特別代表…退役した
キース・ケロッグ中将を派遣」
ケロッグ←モスクワ(の評価)「米国の産軍複合体の代表」…「地政学の知識ゼロ」…
「軍事音痴な冷戦型将軍」
「米露間の交渉…ロシア参謀本部の現在の計画に…影響し…ないだろう…リャブコフ…
「相互尊重と平等を原則とする交渉は、米国が踏み出すべき」」
↑問題=「カオスの帝国は「相互尊重と平等」をしない。…「対話」をしない」
=「米国が受け入れがたい要求…最後通牒を突きつけたり、見せかけの『大きな好意』を
示そうとしても…ロシアとの対話では失敗に終わるだろう」、
=「トランプ大統領の威勢の良さ…ミュンヘン安全保障会議で展開される…広報活動は、
戦場の事実を変えることはできない」
∴「ウクライナが無条件降伏するか、さもなければ、この戦争は継続せざるを得ない」
# 西側諸国やウクロナチ視点の「無条件降伏」=ロシア視点の「十分条件を満たす和平」^^;
# ロシア視点の主な「条件」
# (a) クリミア+4州(ドネツク、ルガンスクは旧州境まで)ロシア帰属の現状追認
# - 「和平締結時点までに住民がロシア帰属を選択した地域」は全て含む
# (b) 2021年末に米国/NATOが拒否したロシア提案「不可分な安全保障」確認の条約
# (1) ウクライナの中立化+非武装化+戦後ウクライナ政権からのナチ排除の保証
# (2) ロシアと国境を隣接する国の米国/NATOミサイル撤去
# (c) ウクロナチら傀儡政権側「戦争犯罪者」の裁判と処罰(対象犯罪は以下を含む)
# (1) 武力紛争法違反⊃捕虜虐待+文民攻撃⊃{ブチャ虐殺、テロ、対人地雷…}
# (2) 早期和平の妨害(交渉担当者暗殺含む)、殺人予告サイトなど「平和に対する罪」
# (3) オデッサの虐殺ほかマイダン・クーデター関連犯罪(被害者の多くはロシア系)
# (d) ノルドストリーム破壊調査へのロシア公式参加/過去の西側調査資料の引き渡し
# (e) 西側諸国(⊃ウクライナ)の不法行為の撤回/補償(以下が対象の不法行為)
# (1) ロシア資産の不当な差し押え
# (2) ガス料金や保険金などの未払い
# (3) その他の「ロシアに不利益となる西側の国際法/条約違反」の数々
# (f) ウクライナの対ロシア債務の確認と返済予定についての協議
「イーロン・マスクの敬礼」ーファシズムとリベラリズムの接点を浮き彫りに 2025/02/04
「トランプ大統領就任式でのイーロン・マスクの敬礼…政治的なロールシャッハ・テスト
となり、人々はそれぞれの見解を投影…しかし、より冷静な人々は、それがローマ式敬礼
であると認識…この敬礼はフランスでよりよく知られている…フランス革命の象徴として
存在しているからだ」
「ローマ式敬礼は新古典主義の幻想…ローマ人はこのように挨拶しなかった。
ローマ式敬礼の生みの親は、おそらくジャック=ルイ・ダヴィッドが1785年に描いた絵画
『オラツィオ兄弟の誓い』…それから4年後、フランス革命が勃発し…共和国を樹立」
「約130年後、共和制と反教権主義の運動が新古典主義的美学を借用それがイタリアの
ファシズム…ファスキ・リクトーリス(束ねた小枝でできた小さな手斧)がイタリアの
ファシズムの象徴であると同時に、フランス共和国の紋章にも描かれているのは、この
偶然の一致による」
「ナチス・ドイツはローマの象徴の採用に反対…第三帝国ではファスケス・リクトリスは
登場しない…ファシス・リクトリス…が他にどこで見られるか…アメリカ合衆国である」
「ファシス・リクトリス(ファシストの権力象徴)…米国の国家シンボルに数多く登場…
上院の紋章、大統領執務室、奴隷解放記念館のアブラハム・リンカーンの手の中にもある」
「共和制や反教権主義の体制は、無から象徴を作り出す必要があった…その最初の国々
(アメリカとフランス)は、古代ローマにその象徴を求めた」
「プロテスタントの国であるアメリカの場合、国家の象徴がすべてキリスト教を除外して
いるのは驚くべきこと…十字架や魚を使うこともできたはずだが…彼らはフリーメイソンの
シンボルに加えて異教文明のシンボルを好んだ」
「アメリカ人、フランス人、イタリア人すべてが想像する古代ローマは、合理主義的で
無宗教…古代ではなく近代のよう…(実際の古代)ローマとの同一視は…恣意的なもの」
ロレンツォ・マリア・パチーニ「『救世主』症候群」」 2025/01/31
# ↑『救世主』の『』:(1) 自らが思い込む、(2) ふりをする、(3) 他者の(1)/(2)に騙される
「ネオコン(≈アメリカ合衆国)の救世主思想…悪名高い特徴…あらゆる行動を自己正当化」
## ↕原文は (1) として記述されているが、筆者には (2) のように感じられる面もある。
## cf. アメリカ帝国経営者…宗教的狂信は必須条件@マスコミに載らない海外記事
「トランプ大統領の国連大使指名候補エリス・ステファニックは、上院での承認公聴会で、
イスラエルはヨルダン川西岸地区に対して「聖書上の権利」を有するとするイスラエル…
イタマール・ベン・グヴィルとベザレル・スモトリッチの意見に同意するか…問われた。
同意するとステファニックは答えた」
「ワシントンの最高幹部に受け入れられるために…狂った宗教的妄想が…条件になっている」
# ↕アメリカ支配層特有の「『救世主』症候群」」の背景と症状
「星条旗症候群(≈「ネオコン(≈アメリカ合衆国)の「『救世主』症候群」」)…
シオニズムを政治的神学の中心に据える福音主義やペンテコステ派の運動と結びついた、
長いキリスト教の救世主的な伝統は、最初の清教徒である英国の追放された入植者たちが
アメリカに送られて以来、アメリカ精神の不可欠な一部」←別名「アメリカ例外主義」
## ↑星条旗症候群患者の視点からの「歴史的名称」は「マニフェスト・デスティニー」、
## トランプ陣営の選挙戦用別名が MAGA("Make America Great Again" の頭字語)。
「この症候群が米国国外に広がっていること…」←この節以下は、上記(3)への言及。
## cf. 「MAGA界隈はすっかり騙されているが、いい加減に目を覚ました方がよい」
# 「トランプの唱える政策は、かって第二次大戦の原因になった第一次大戦の戦後処理と
# 同じ誤りを含む(∴極めて危険な世界平和への脅威)」とマイケル・ハドソンが指摘。
# ↓1∈マイケル・ハドソン研究会、2∈ワシが舞い降り立った、3@Google翻訳
「米国の経済侵略に対して他国が反応しないという「米国の政策仮定」
トランプ氏は本当に自分が何をやっているのか分かっているのだろうか?それとも、彼の
暴走する政策は、単に他の国々への巻き添え被害を引き起こしているだけなのだろうか?
私が思うに、そこには1920年代の米国の外交政策と同様の、米国の政策における根深い
根本的な矛盾が働いている。トランプ氏が有権者に対して、米国は国際貿易や金融協定に
おいて「勝者」でなければならないと約束したとき、彼は世界に対して経済戦争を宣言…」
↓ペペ・エスコバル
「エルドアン大統領が真に目指すもの」 2025/01/30
「エルドアン大統領のBRICSおよびシリアに対するアプローチ」←コウモリ戦略(笑)
# BRICS:基本的に西側(⊃イスラエル)陣営に属し、BRICS/東側を交渉材料にする。
「アンカラはBRICSのメンバーシップを欧米に対する交渉材料として利用している。」
「確な将来計画がない…エルドアン大統領のための政府体制…ロシアからガスを輸入…
中国から材料を仕入れ…組み立てて欧州や米国に販売…EUと比較して対外貿易で優位…
最大の貿易赤字はロシアに対して…次いで中国」→今のところは、概ね思惑通り。
=「東方オプション(交渉材料としての「BRICS加盟」)を失いたくない理由」
# シリア:アメリカ+イスラエルと協調し「シリア全体の監督権」を得る予定だったが…
「アメリカとイスラエルの戦略=シリアを分割統治⊃「ISIS」というブランドを作り、
クルド人へ…投資…」→最終的にトルコが手に入れたのはイドリブ」
「シリア、ロシア、イランは、アメリカ人やアメリカとつながりのあるイスラム教徒とは
異なり…アスタナ・プロセス(=外交交渉)でトルコを「獲得」しようとしていた」
「トルコはアメリカの政策に固執…当初の希望とは異なる状況に追い込まれている。
これはトルコにとって憂慮すべき事態…∵トルコはシリアの分割を望んでいない」
「アメリカがトルコにシリアの新しい軍隊の訓練をさせるかどうかは定かではない」
∵「西側諸国は経済的な影響力を完全に掌握」
「惑星間例外主義の時代」 2025/01/23 別の訳1∈SCF、2∈SCF
# 「惑星間」は「火星-地球間」の意。マスクの火星植民計画がトランプ政権公認に
# なったことを揶揄している。
「ガザ。トランプはガザ停戦についてどれほど自信があるかと尋ねられ、「自信はない。
あれは我々の戦争ではなく、彼らの戦争だ」…「ガザは大規模な解体現場のようなもの…
あの場所は…海に面し、最高の天気で…何か美しいものが作れそう」←↓驚愕の無神経/冷血。
=「大量虐殺を「驚異的な立地」における素晴らしい不動産機会として再ブランド化」
「君にMAGAするよ、ベイビー」 2025/01/18 別の訳1∈SCF
# トランプ2期目の方針概要
「トランプ2.0は、世界の金融システムの主導権を握り、世界の石油取引とLNG供給を
支配し、戦略的メディアプラットフォームを掌握することを目指している」
=「技術インフラは…米国のソフトウェアで稼働…AI データ半導体は米国製のみ…
AI データセンターは米国のみが管理」
=「米国の技術優位性によって推進される新帝国主義、技術封建主義的重商主義」
## ↕従来のプランA(⊃「自由貿易」、「グローバリゼーション」)からプランBへ
「プランA:ロシアと中国に同時に立ち向かう」→「惨めに失敗」
∴「プランB:同盟国を略奪」⊃カナダ+グリーンランド併合案、EU経済の完全支配
=「「西半球」の完全な支配=モンロードクトリン2.0=ドンロードクトリン」
### 言うまでもないが、「ドンロー…」の「ドン」は Donald の Don。^^;
「カナダ」:「大量の淡水と石油と鉱業の富」
「グリーンランド」:「完全な軍事化…希土類への特権的アクセス、ロシアと中国…排除」
「北極海航路は「中露協力の重要な要素」∴グリーンランド(からの横槍を意図)」
「NATO…加盟国の拠出金を現在のGDPの2%から5%に…実質的には…「出て行け」」
### ↑これらの乱暴狼藉全ての「見映え」を多少なりとも良くするため
「イーロン・マスク…の巨大なソーシャルメディア/プロパガンダ…切実に必要」
# これらの方針の背景にある現実 cf. 関連記事でのエマニュエル・トッドのコメント
通称:「ルールに基づく国際秩序」=実態:「ルールなき国際的な無秩序」=
「違法な一方的な制裁、金融資産の窃盗…大量虐殺や首切りを行う「穏健派反政府勢力」の
正当化など、国際法が及ばない事態が次々と発生」
∵「ウクライナにおける代理戦争に敗北…今後議論されるべきは、降伏の方法」
∴「トランプ…現実離れしたサイオペ(psyop)…物語(narrative)を…変える必要があった」
「2025年:第二のルネサンスか、それとも混乱か?」 2025/01/01
# 別の訳1∈SCF⊃要約的抜粋、2@寺島メソッドNEWS
「『レバントの無政府状態』ーあなたの将来の夢は、カオスな計画だ」 2024/12/20
# 別の訳1∈SCF、2@locom2_diary cf.原文のGoogle「サイト翻訳」
↑ペペ・エスコバル
ルーカス・レイロス「トランプ再選が世界の環境ロビーに与える影響」 2024/12/14
「2024年のトランプ氏の当選は、世界的な気候政策に大きな障害をもたらし、米国の
パリ協定や再生可能エネルギーへの融資に関する立場に影響を与える可能性が高い」
「民主党や欧州連合(EU)が提唱するグローバリストおよび(疑似)環境保護主義の
政策を崩壊させ、世界的な「グリーン」ロビーに大きな影響を与える可能性がある」
「地方自治体、市民社会、民間部門からの圧力が強まることで、気候変動に関する
議論や行動は…生き残る可能性がある」
↓ペペ・エスコバル
「『シリアの謎』ーそれはどのように第一次BRICS戦争へ発展するか」2024/12/06
# ↑cf. 別の訳∈SCF⊃要約的抜粋
ペペ・エスコバル「ロシアと中国はギリシャ神話をどう書き直すか?」2024/12/01
# 別の訳@寺島メソッド翻訳NEWS
「神々の王ゼウス…の雷がオレシュニク(=ヘーゼルナッツinロシア語)を介してロシアで再現」
# ↑一つ前の記事の関連記事を参照。
「ロシアがゼウスの役割を刷新する一方で、中国はヘルメスの役割を刷新」
「北京は現在、サウジアラビアで米ドル建て債券を販売している。つまり、中国がこれらの
債券を売れば売るほど、これらの「アラブ」米ドルは一帯一路(BRI)のパートナー諸国に
融資として流用され、覇権国家が支配するIMFと世界銀行への強要的な債務を返済できる」
「最も良い点…BRIパートナーが…生産した商品や天然資源を使って返済できること」
# ↑i.e. 中国は*IMFや世界銀行とは違って*諸国の産業振興を手伝う姿勢を見せている。
「ヘルメスは…旅人、道路、貿易(BRI!コネクティビティ回廊!)、狡猾さ、外交、言語、
書記、占星術の神…ゼウスの使者…神のトリックスターでもある」
# ペトロダラー取引の成否∈MHから上記の詳細解説に相当する箇所を抜粋+編集。
# 1. 中国がサウジアラビアで巨額のドル建て債券を発行した目的
# 「中国がサウジアラビアから借りている資金を何に使おうとしているのか…国際通貨基金
# (IMF)や世界銀行(World Bank)の指導の結果、第三世界の国々が背負った不良債権を
# 救済しようとしている…金融新植民地主義の結果である残滓を拒否し、負債を一掃する」
# 「今後は、「一帯一路」構想のようなもののためにのみ、生産的な債務を負うつもり」
# 「中国が行っているのは、仲介者の役割」「米国債に非常に近い、世界で最も低い金利で
# ドルを借りている」
# 「「一帯一路」構想の一員で…ドル建て債務に苦しんでいる50~100カ国を訪ね…欧米に
# 支払うよりも低い金利で借金を返済できる(ようにする/場合により)完全に免除」
# 「中国が見返りに得るのは、港へのアクセス、鉱物資源へのアクセス、市場へのアクセス」
# 2. 目的実現のための枠組み+背景にある考え方
# 「中国はドルを…1.2%…ほとんど無利子で借りる」
# 「サウジアラビアは、このドルを…米国の口座から引き出し…米国債を売却」
# →「米国がサウジアラビアに対して負っていた負債→中国がサウジアラビアに対して負う
# 負債に置き換わった」←↓サウジアラビアにとっての利点
# 「サウジアラビアは保有するドルを米国から(ドルを簡単に奪い取ったり没収したりしない)
# 友好的な政府に」cf.↓中国には勝手なドル資産没収への対抗策がある。
# 「中国は、米国が保有するドルを奪うつもりはないと確信…なぜなら、中国は、それなら
# こちらも、交換条件として、あなたがたが保有するドル資産をすべて奪う、それでチャラだ、
# と言うことができる」
## ↓下記のような西側諸国の所業への対抗策
## 「アメリカがロシアの資金を没収…イギリスがベネズエラの金準備を没収…アメリカが
## イランの対外準備金を没収(…彼らがシャーの独裁政権を追い出したとき)」
# 3. 中国が取り得る*第三世界が負わされた不当な債務を減免させる*戦略
# 「ハゲタカファンドや第三世界の債権者と取引を結び、こう言えばいい」
# 「南の国々は、この金融植民地主義の重荷を背負っている限り、発展も投資も生活水準の
# 向上もできない」←道義的根拠+法的根拠→「*憎むべき負債*である」を主張する。
# (「憎むべき負債」の定義は「国内経済に利益をもたらさない政府が行った負債」)
# →不当債務の棒引き/1980年代後半のブレディ合意のように…数分の1まで減額。
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