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新しい素材が新しい表現を生み出します

額の世界のガラパゴス

日本の美術館ではガラスのショーケースに
入っている

しかし、フランスや欧州などに行った事が
ある方はほぼ全て剥き出しで展示している
事はご存知だと思います

基本展示にガラスは使わないのが当たり前
なぜなら、表現を歪めるから

どうしても使用しなければならない場合は
無色透明の無反射ガラスを使用するのが
当たり前である

額に必ずガラスが入って売られている
日本ではガラスがあって当たり前だと
思っているが

これは大間違い

そもそも、2mmの板ガラスは
建築用の板ガラス5mmを製造する過程で
必ず発生してしまう事情から

2mmの板ガラスを安く流通させる必要が
あったという事情から額にガラスが
入れられた理由である

美術品にはソーダライム系の板ガラスは
基本使わない
それはソーダライム特有の色が被るからである

つまり、色が変わってしまうのである

しかも反射によって見づらくなる

最近ではアクリルやペット
を使うケースがあるが、
歪みが入るペットは論外
あの波打った光の反射はそれだけで
作品が台無し

神戸の人災以降
額のガラス片で怪我をして怖い体験を
した方々は額は飾らない様になっていきました

地震の事を考えても、作品を楽しむ事を
考えてもガラスやアクリルはない方がいい

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