以前の投稿で印刷とインクジェットでCMYKとRGBの話をしました
以下その記事を転載します
印刷とインクジェットの違い RGBとCMYK編 - 新しい素材が新しい表現を生み出します
印刷はそもそもCMYKのドット表現によって色を作り出します
それぞれの色を分解し、C、M、Y、Kというそれぞれの版に分けられたものを
重ねて印刷されていきます
その色も、絵画などでも使われるテクニックなどにもみられるように
点描画、点描法などと言われるテクニックなども参考になるかと思います
絵の具も混ぜれば色が濁るという点に問題意識を持ったモネなどの絵画は絵の具を混ぜずに原色を乗せていくように描いていく手法などにも
トライしています。筆色分割というそうです。
さらに、スーラなどはもっとそれを進化させて描いています。
スーラはその筆色分割を工夫してより明るく感じさせる工夫の中で、絵の具は混ぜると暗くなる。
光は混ぜると明るくなるということから、補色を隣同士にすることでRGBに似た間の黄色の色を感じさせるようにしているようです
ここまでが以前の投稿の時に書いた内容の転載部分です
以前は印刷とインクジェットの違いという観点で書き進めていたので
大きな考え違いをしていたことに気づき今回の投稿となりました。
絵画とデジタル絵画という視点で見る必要があると考えたからです
それはそもそも今までの絵画絵の具などを使用して描かれる絵画というものはそもそもCMYKの原色混合であったという事です
原色混合では明るい表現や光の表現が絵の具を混ぜて色を作るという特性上難しさがあったという事になります
それと対比してみれば、iPadやダブレットで書かれるデジタルで描かれる絵画というものはRGBで描かれていくので
加色混合で描けるようになったと言えます。
特に最近のデジタル絵画の作品はすごい進歩していて毎度感心させられる
その時に、光の表現が多様に表現できていることに着目した時に
以前の印刷とインクジェットという比較だけでなく
絵画を描く側の比較を描かなければ意味がない事に気づいたのです
つまり今のデジタル絵画は絵の具では寝がけない世界という事です。
そしてそれは、絵の具と筆の進化がデジタルツールとして変化してきたと考えられます
そしてその最終的に仕上げとしてメディをを選んでRGBで吹き付けてけがく事ができるツールとして
インクジェット(ジークレー)を通してデジタル版画やデジタル絵画へと仕上げられていく
その上でさらに絵の具や、マチエールを組み合わせる事によって、さらに深みや質感、奥行き、効果的な遠近感表現を
生み出す事ができる環境が既にあるという事になる。
そして将来に残されていく作品も生み出される可能性が高くなります。
しかし、それはデジタルデータではなく、紙媒体として残されていきます。
利便性の高いデータという形式ではなく、紙媒体として残る事になるでしょう。
細分化された情報、細分化された教育の中から抜け出さない限りこの新しい表現を開拓することはできません。
さらに知識だけでも役に立ちません、実践に経験の積み重ねが必ず問われます。
写真も全ての人がカメラを持ち歩く時代になり、報道写真という仕事が減り
広告のデジタル化が進み紙メディアというものが薄れていく
写真やイラストがニュースや広告として消化されてきたが違う世界への模索をはじめてく時がきているのではないだろうか
ご興味のある方はメッセージください