本のブタ

一日をどう過ごすか?

蜂蜜と遠雷

2017-06-10 20:03:06 | 読書



本屋大賞 『蜜蜂と遠雷』 恩田陸





ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説。

3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。「ここを制した者は世界最高峰のS国際ピアノコンクールで優勝する」ジンクスがあり近年、覇者である新たな才能の出現は音楽界の事件となっていた。養蜂家の父とともに各地を転々とし自宅にピアノを持たない少年・風間塵15歳。かつて天才少女として国内外のジュニアコンクールを制覇しCDデビューもしながら13歳のときの母の突然の死去以来、長らくピアノが弾けなかった栄伝亜夜20歳。音大出身だが今は楽器店勤務のサラリーマンでコンクール年齢制限ギリギリの高島明石28歳。完璧な演奏技術と音楽性で優勝候補と目される名門ジュリアード音楽院のマサル・C・レヴィ=アナトール19歳。彼ら以外にも数多の天才たちが繰り広げる競争という名の自らとの闘い。

ピアノの事は何もわからないけど、この本を読んでピアニストたちは、素晴らしい世界を奏でているんだと解った。

ピアノも持っていない天才ピアニストが現れたとき、審査する偉大な人たちが自分のピアノ人生を審査されている。


ピアノ演奏会を聴きに行きたくなった。



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1 コメント

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Unknown (神崎和幸)
2017-06-11 18:59:35
こんばんは。

自分も『蜜蜂と遠雷』読みましたよ。
審査員ひとりひとりの想いや人生が繊細に描かれているところが良かったです。
そのうえ音楽をこのように表現できるなんて本当にすごいと思いましたよ。
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