私の名前を呼ばない男がいた
下の名前を呼んで欲しいと頼んでも
頑なに呼ばない男
名前は
産まれたことへの祝福の証であり
その人が受け取る最初の贈り物であり
願いや想い、祈りでもあり
そんな名前を呼ぶことは
愛情表現のひとつであると、私は思っている
だからこそ 私の名前を呼んで欲しいと
お願いしてみたけれど
ついに呼ぶことはなかった男は
今はどこかの誰かの名前を
どんな顔をして呼んでいるだろう
そのことを思う度、
男が残していった大きな足跡を、
私はただ、途方もなく眺めるのだ
彼は幸せだろうか
彼の幸せをどこかで許さない私は
やはり
名前を呼ばれる価値のない
そんな女だったのだろうか
縁がなかった、それだけです。
honeYさんの前にはまだまだ道が続いていますからね。
(^u^)
人生に起こること全てに意味があるなら、
あの出会いの意味は何?
ずっと考えていますが、なかなか答えが出ません。
それでも、人生は続いていくのですね。