本のない絵本

ものづくり作家なりそこないが一人前を目指して奮闘する記録です。

第六話:作品撮影(ものづくり作家なりそこないが一人前を目指す話)

2020-11-25 06:46:00 | ものづくり作家なりそこないが一人前を目指す話

先日、作品の写真撮影をしました。



カメラはsonyのα6000
レンズはpentacon 29mm f28  を使用しています。




SNSやショップに掲載する写真は、作品たちの「お見合い写真」です。

もともとかじる程度にカメラが好きなので、熱が入って、けっこうこだわって撮影しました。

今回物撮りをするにあたり、木のお皿2枚と珪藻土のソープディッシュをkitchen kitchenさんで購入。




これもなかなか悩みました。

いくつか雑貨屋さんを回って商品を探し、買うものを決め、それから一つ一つ木の質感が違うので、たくさんある中から理想の一枚を選んで…と、楽しいけど少しくたびれました。苦笑

でもその結果、私史上一番お洒落に撮れたのではないかと自画自賛しております。

ちなみに、手持ちと併せて使用した道具たちは全部でこんなかんじです。↓



撮影した写真も少しご覧ください。










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せっかくなので、写真撮影のこだわりについて少し。

昔から一番意識していることは、自然光で撮影をすることです。
ただ、これがなかなかネックだったりします。

と言うのも、撮影時間がかなり限られてしまうんです。

仕事をしているので、平日は朝7時前に家を出て、帰宅するのは20時前後。
週に2日ある早く帰れる日も、家に着くのは16時前後のため、撮影には向きません。

ちなみに仕事は毎週月曜日から土曜日までの週6日勤務です。

そのため、撮影できるのは日曜日か祝日の、午前中〜14時くらいまでの間。
そこにさらに、お出掛けやお天気事情が加わり…と、条件が揃うハードルがなかなかお高めなのです。

そして、撮影には意外と時間がかかります。

作品一つにつき、表、裏、サイズ感のわかるもの、の最低3枚は必要です。これが10個だと30枚。

そこに、追加でいろんな角度や集合写真なんかも撮って…なんてしてたら、2・3時間あっという間です。

今後定期的に商品をアップして行くにあたり、作業スケジュールを考える際、写真撮影にかかる手間の量は軽視できないポイントだと思いました。

・・・・・・

今回やっと撮影が完了し、写真の素材ができたので、いよいよホームページとショップの準備に取りかかり出しました。



これがまた楽しいのなんの。

今週中のお披露目を目指してがんばってます。

また準備が整い次第お知らせさせていただきます。

それでは、本日も最後までご覧いただきありがとうございました。

良ければ次回もお付き合いいただければ幸いです。






第五話:ラッピング(ものづくり作家なりそこないが一人前を目指す話)

2020-11-21 08:08:00 | ものづくり作家なりそこないが一人前を目指す話
みなさんこんにちは。
やっとラッピング資材がそろいました!


台紙には一筆便箋を使用することにしました。
活版印刷の質感がたまらなくかわいい…!


プチプチに包んでしっかり保護してのお届けを予定しています。



さて、今回お世話になったお店は包装資材の業務スーパー、シモジマさんです。


お店をされてる方がレジ袋やラッピング資材を仕入れに行くお店です。
たくさんの種類の紙袋、ギフトボックス、ラッピングペーパー、文房具、、見てるだけでわくわく楽しいお店でした。

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本当のところ正直に言うと、小さな箱に入れてお届けしたかったんです。

でも、ネットショップや、実店舗をいろいろ探しまわってみても、理想のサイズ・色の箱を見つけられず。。

疲れるし、実りはないし、時間もなくなるし、、と、ちょっと挫けかけました。
が、ふと気づきました。

最初から完璧を目指さなくていいんじゃないか、と。

私はどうも、したいことの理想が高く、変なところ完璧主義なところがあります。

ちゃんとするには何が必要かあれこれ考えて、でも理想が自分に見合ってないもんだから、準備が大変だったりできないことだったりで、結局めんどくさくなって何もしない。
ということがよくあります。

休みの日にあれもこれもしたいと思っていても、うだうだ考えるだけで疲れてしまい、結局何も手付かずだった。なんてことも日常茶飯事です。

・何もしないことが一番よくない。
・今自分ができることをとにかくしてみる。

この二つがポイントなんじゃないかと思いました。

いや、なにを当たり前のことを言ってるんだ。
と思われるかもしれません。
ですが、その当たり前のことに気づかずこれまで過ごしてきてしまったわけですから、私にとってはすごい発見です。

そんなわけで、現段階で自分ができる一番のラッピングをすることに落ち着きました。


そしてもちろん、理想に近づけるように今後バージョンアップしていければと思っています。

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シモジマさんでいろんな種類のプリンター用紙があるのを知って、一つ新しく思いついたことがあります。

プリンターを購入して、オリジナルの箱の型紙を起こし、自作することです。

プリンターがあれば箱だけでなく、台紙や名刺、ポストカードやステッカーなんかもオリジナルで気軽に作れて、出来ることの幅が広がるかも…!

なんて、夢が広がっています。

ラッピング資材探しから始まったことがさらに別のアイデアに繋がったりするんですから、面白いですよね。
これも、散々探し回ったからこそたどり着いた思いつきだと思えば、時間も無駄じゃなかったのかなと思います。

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11月も下旬になり、いよいよ準備も大詰めです。

写真撮影に、自己紹介や作品紹介、注意書きの文章作成、郵送方法の確認、サイトの登録…など、
ハンドメイド作家をするということは、ものを作って終わりではなくて、他もろもろの細かい作業も結構あるんだなあとしみじみと実感中。

…間に合うかな…否、完璧じゃなくてもいいので、なんとか間に合わせます。



新しい子たちも続々と出来上がってきていて、早くお披露目したくてうずうずしています。
どの子もたまらなく可愛くできたので、楽しみにお待ちいたたげれば嬉しいです♫

本日も最後までご覧いただきありがとうございました。

次回もお読みいただければ幸いです。






第四話:処女作完成(ものづくり作家なりそこないが一人前を目指す話)

2020-11-08 17:32:00 | ものづくり作家なりそこないが一人前を目指す話
刺繍と粘土で作ったブローチが完成しました!




本日は完成するまでの制作過程をお届けします。

①粘土で形作り
慣れない造形に四苦八苦。
思いつきでビーズをつけたらかわいくて楽しくて止まりませんでした。

②乾燥(2〜3日)



③着色+防水塗料塗布
素手で作業したのですが、手につくと洗うのが大変で…ゴム手袋は必須だと学びました。
上から、「アクリル絵の具塗布」「何もなし」「絵の具を練り込み」です。


④乾燥

⑤刺繍パーツ作り
一番好きな作業です。



⑥裏地部分に焼印
革の裏地に一つ一つ焼印していきます。
サイズの関係でロゴマークは簡略化バージョンです。

今後作品に署名がてら押していければと思い、初めてオリジナルの焼印を作りました。
初期投資はかかりましたし、扱い慣れておらず火傷もしますが(苦笑)、作ってよかったです。

一つ後悔しているのが、温度調整のオプションをケチって付けなかったこと。
焼印をこれから作ろうと考えてる方には温度調整つけることを強くお勧めします。



⑦ピンバッジ部分の縫い付け
作品に合わせて縫い付ける糸の色を選ぶのが楽しい。
そして密かなこだわりポイントです。
サイズの関係でバッジと焼印が重なってしまいますが、そこはご愛嬌。



⑧表と裏をくっつけて完成!




どの子も手元に置いておきたいくらい可愛いくできました。

作品が完成した時の「できた…!」っていう、あの何ものにも代え難い達成感が大好きです。

この達成感が、ものづくりをし続けている原動力の一つでもあります。


そして最近悩み中なのが下記の2点。

・ネットショップに載せる写真の撮り方
・ラッピング方法

資材を見に行ったり、いろんな人のハンドメイド作品の写真を見たり、日々模索中です。
好きなことだと悩むことさえ楽しかったりするので不思議。

気づけばもう11月で、12月まで1ヶ月を切りました。
そろそろホームページやネットショップの準備もはじめないとですね。

準備も大詰めですし、今月はblogの更新頻度をあげていきたいところです。

良ければ次回もお付き合いいただければ幸いです。

本日も最後までご覧いただきありがとうございました。






第三話:活動名と作品遍歴(ものづくり作家なりそこないが一人前を目指す話)

2020-11-03 15:08:50 | ものづくり作家なりそこないが一人前を目指す話
こんにちは、ajicoです。
本日は活動名とこれまでの作品遍歴についてのお話です。
 
これまで「Hippopotamus 」とい名で活動してきましたが、今回心機一転、活動名を新しくすることにしました。
 
新しい活動名は、 「本のない絵本」 
 
私が一番長く作り続けている、作品のシリーズ名です。
 
これは学生時代に行った展覧会のタイトルから一部いただいています。
展覧会の内容は、世界各国の絵本作家さんがそれぞれ描く、架空の絵本の物語の1ページを集めるというものでした。
また、大好きな酒井駒子さんの原画を初めて見れた、私にとって思い出深い展覧会です。
 
 


 
もともと絵本や架空の物語が好きで、絵本の1ページを切り取ったような作品づくりをずっと心がけています。
 
長年の思い入れもあり、また、自分のつくるものの1番の芯の部分だと思い、新しい活動名にすることに決めました。
 
せっかくですので、自己紹介もかねて過去の作品を振り返ってみようと思います。
 
●初期
色とりどりの生地を縫い合わせ、イラストの刺繍。ブックカバーやポーチなど、布小物に。
 
・ピンクのルージュをひいたブタ


・魔法使いが空を飛ぶ原理


 
・織姫と彦星


 
 
●中期
刺繍の刺し方の幅が広がっていき、ブローチなども作りつつ、徐々に刺繍フレームメインへ。
 
・おひつじ山シリーズ(いきもの模様)


・思い出のものがたり(ネモフィラの丘)


 
・思い出の物語(ハンガリー)


 
 
●後期〜現在
アクリル絵の具で下書きし、そこに刺繍をするように。たまに新聞紙のコラージュも。
 
・思い出の物語(フィンランド +タリン )


・Light and Darkness(人木鳥)


 
・The prince and the princess of lilies


 
 
自分の歴代作品を並べるのも面白いですね。
 
そして自分が過去に2回、作家活動(もどき)をしていたことに気づきました。
 
1回目が初期の頃、レンタルボックスで店頭販売していた時期があったんです。
なので、初期の頃はポーチやブックカバーを作っていました。
 
2回目が最初のブログでも書いた、中期頃のネットショップ販売です。
 
そして今回、「2度あることは3度ある」になってしまうのか、「3度目の正直」となるのか…
 
がんばって後者にしたいところです。
 
せっかくですので、番外編も少しご紹介。
 
●旅する刺繍シリーズ
小さな刺繍のお供と一緒に旅をする、旅行写真シリーズ。
旅行の思い出ブログもいつか書いてみたいです。
 
・台湾
 
・フィンランド
 
・ロシア

・長野県


・フランス
 
 
●ピアス
たまに自分用に作ります。


さて、いかかでしたでしょうか。

私自身、久しぶりに昔の作品を振り返ってみてなかなか楽しめました。

次回あたり、そろそろ出来上がりだした新作のお披露目をしたいところです。

良ければ次回もおつきあいいただければ幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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第二話:ロゴマーク(ものづくり作家なりそこないが一人前を目指す話)

2020-10-24 07:31:00 | ものづくり作家なりそこないが一人前を目指す話
ロゴマークを考えました。


長く使えるように「シンプルと余白」を意識しました。

「な」が鏡文字なのは、「文字を覚えたての子どもが書く字」=「大人の中の子ども」を暗示しています。

これは、コンセプト「大人の中の子どもたちへの贈りもの」に基づいてです。

(コンセプトについては、まだ頭の中でふわふわしていて説明が難しいので、じっくり考え掘り下げてからきちんと記事にしてお伝えしたいと思います。)


せっかくですので、ロゴマーク完成に至るまでの試行錯誤をご覧ください。










最初はイラスト味が強めでしたが、

「なんか違う。でも何をどうすればいいのかようわからん。」

と行き詰まり、図書館の資料を参考にしながら考えて完成しました。借りてきたのは下の2冊です。






自分で考えてもわからない時は勉強する。
基礎中の基礎ですが、ものづくり活動に関してはこれまであまりできていなかったように思います。

それはなぜか。

・何かを参考にすることで、「真似」になるのが嫌だった

・「特に勉強しなくても自分はできる」というよくわからない自信があった

といったところでしょうか。

もちろんオリジナリティは大切ですし、安易なパクリを良いとは思いません。

でも、勉強で素材を集め、自分の中に取り込んで、その素材を活かしてアウトプットする。
これは「真似」ではなく「創造」ではないかとふと思いました。

そして、素材が少なければいいものはつくれません。

今後行き詰まった時は、調べたり勉強したり、素材集めもしてみようかと。

図書館の近くに住むようになって、気軽にいろいろ調べられるのでとても助かっています。
インターネットはもちろん便利ですが、やはり限界があるように思います。

また、たくさんの本の中から一冊を選んで、お目当てのページを探しだすのが、宝探しみたいで私は好きです。


さて、兎にも角にも、新しいロゴマークがいろんな人になじんでもらえますように!

最後までご覧いただきありがとうございました。

次は新しい活動名についてと、これまでの作品遍歴を紹介予定です。よければ次回も長いひとり言にお付き合いいただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

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