◇「アドルフ ヒトラーの青春/親友クビツェクの回想と証言」を読み終わりました。2ヶ月くらいかかりました。地名は地図を見て、建築物は検索して写真を探しながら読みました。音楽史や歌劇の知識が無いので、彼らが何に対して不満を感じ、感動を覚えているのか難しかったです。
1904年、リンツ(オーストリア)という街で16歳のクビツェクが、15歳のヒトラーと歌劇場で出会うところから始まります。ヒトラーは両親が亡くなり、画家を目指してウィーンへ行き、挫折します。クビツェクもウィーンへ行き、二人は共同生活をします。ある日、ヒトラーは姿を消しました。
時は流れて、クビツェクは1938年にリンツで宰相になったヒトラーと再会します。1940年、互いに50歳を越えて、ワーグナー(クビツェクとヒトラーが憧れている有名な音楽家)の墓前で昔を振り返ります。
戦後、クビツェクは逮捕されました。
◆音楽家を目指しているクビツェクは、ウィーンへ行くと、ヒトラーと共同生活をします。アパートの狭い部屋にグランドピアノが置かれました。ヒトラーは毎日、考え事をするときに部屋を歩き回ります。限界まで狭くなった部屋を、ピアノと玄関ドアの間を往復しつづけるヒトラーというところで、笑ってしまいました。
駅前とかにあるピアノの教室を想像してみてください。あのドアとピアノの椅子までの距離です(5歩くらい?)。クビツェクがピアノを弾こう物なら、狭い部屋の中を音がドッカーンです。
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戦後にクビツェクは連合軍に逮捕され「ヒトラーを暗殺する機会があったのに、なぜしなかったのか?」と尋問されました。クビツェクは「彼は私の友達だからです」と応えています。
ヒトラーは友人に対し「戦争をしたくない」と言っているのが気になりました。
リエンツィを観てみたいのですが、BDになってるのでしょうか?
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