一反百姓「じねん道」【百姓の100章】『農的ワークライフバランス』実践と研究日記@斎藤博嗣&裕子*4人家族(夫婦子供2)

2005年、東京から茨城の農村へ夫婦で移住し新規就農。
こども百姓「じねん童」2人と共に、家庭自給生活を自学自習中

じねん道・博嗣も発言・2017年8月2日(水)主催:NPO法人メダカのがっこう「種子法廃止で、たねはどうなるのか?」種子法学習会@衆議院第2議員会館

2017年08月08日 | 一反百姓「じねん道」斎藤ひろつぐ&ゆうこ
じねん道・斎藤博嗣も発言!!
先日お知らせした、
NPO法人 メダカのがっこう 主催の勉強会
2017年8月2日(水)
固定種・在来種・自家採種・自然栽培・有機栽培を大切にする人のための種子法勉強会  

じねん道・斎藤博嗣も発言させて頂きました。
メダカのがっこう代表の中村陽子さん、
素晴しい勉強会を開催して下さり、ありがとうございました!
勉強会の詳しい報告は、
中村さんが後日Upされると言っていたので、
私的な感想や提案を以下。。
 

2017年8月2日(水)、衆議院議員会館で行われた「種子法学習会」参加してきました。
特に一番の当事者である農家が議論から抜けているといことで、
「農家向け」を主催者は意図したそうです。
勝手なイメージで私の概算だと参加者は
「3割:農家」「3割:消費者」「3割:一般の興味ある人」「1割:市民運動系」
のような感じでした。

「日本の種子を守る会」事務局ボランティアの印鑰さんともお話ししました。
よく思い出したら、
直接お会いするのは、
2014年11月25日『日本の政策にも小規模家族農業支援を』
フランス人研究者の方たちとの参議院会館での院内集会以来。。

・印鑰さはのプレゼンの中で「家族農業&小規模農業」のことや
「世界人権宣言を小農という視覚から具体化したもの」として、
【国連小農民と地方で働く人々の権利宣言 
United Nation declaration on the rights of pesants and other people working in rural areas】

を紹介していました。
また参加者から登壇者への質問の中でも、
「なんで世界では家族農業が評価されはじめているのに、
日本では知られていなのか?」
という質問が飛び出し(ナイスな質問!)、
その質問が出てから少し熱のこもった議論になっていきました。
中村さん&印鑰さんが、
私に「家族農業&小規模農業」の話をしてくれと、
フリがあり、結構長い時間の発言をしました。
日本でもネットワーク組織を立ち上げていることや「IYFF+10」のことも
早口で理解されたか?ちょっと不安ですが、
お伝えしました。
※参照:2014年11月25日参議院議員会館『国際家族農業年で問われる日本の政策』ATJで印鑰さんがレポート


その他何点か、報告。

・山田正彦さんも、種のことも勿論お話しされていましたが、
種のお話しと同じくらい、
「官僚たちを集めて、私が経験したことからも、
日本は大規模化ではなく、
小規模化、家族農業が日本を支えていくこと。」
の報告をされました。
また農民連が「農家の個別保障制度」の復活を求めて運動をはじめていること。
今回の「日本の種子を守る会」で、
代表にJAの人幹事長などに生協の方を入れているのは
「甘いかもしれないが」と前置きして、
「各党を巻き込んで議員立法にしていくため」
とお話しされていました。
JA,生協,さまざまな哲学の生産者が垣根を越えて議論していくことに
苦慮していることのお話しを頂きました。



・私の個人的な念願、民進党の篠原孝議員にも2014年11月以来3年越しで、
篠原孝さんの1985年のご著書『農的小日本主義』にサインを頂きました。
この本の内容に関しては、長くなるのでまた別の機会に。
元内閣総理大臣・石橋湛山の“小日本主義(経済膨張主義を捨て小国に徹する。
軍事大国主義を排し、小国主義で常にアジアの同胞に眼を向けるべき)”にかけた内容です。
(ちなみに、石橋湛山は私の母校の元学長です)
2014年の時も当時の野田総理大臣の自爆解散による、衆議院選挙の影響で、
院内集会も議員参加なしのものになってしまいましたが、
何とまたしても今回も、民進党の党大会で篠原さんも席を外しましたが、
また戻ってきて頂き、質問と議論を少しさせて頂きました。
私は「自家採種による地球市民皆農で、生きがい農&小規模家族農業推進を
今元気のない民進党の綱領にかかげるべき」と皆さんの前で提案しました。
元民進党の山田さんも篠原さんも、まんざらでもないような?
もう一押しして「民進党がかかげないなら、共産党に売り込みにいきます!」
といったらさすがに苦笑い(引いていた?)していましたが。会場も。。
その後の篠原さんのお話では、
「『農的小日本主義』の先見性が素晴らしいと言ったのは あなたで2人目で、
1人目は倉重篤郎(毎日新聞論説委員)で、京都大学の「縮小社会研究会」が…」
“農的小日本主義”と同じ文脈として、藻谷 浩介『里山資本主義』
最近出版された、鳩山由紀夫『脱 大日本主義:「成熟の時代」の国のかたち』 (平凡社新書)2017/6/17
も同じだと言っていました。
「鳩山さんは、私(篠原)がこういった本を出していたことをしらないだろう(篠原議員・談)
『農的小日本主義』
篠原議員としては「“小さく”なんていったら呆れられる。
1985年のちょうどバブルの時に出した本『農的小日本主義』だけど、
その時も同じだったが、自民党や民進党でもみんな拡大拡大のイケイケドンドンだから…。
さすがにすべて家族農業&小規模農業には賛同できないけれど・・・」との前置きした後、
それぞれ違う生き方を志向する人たちもいるのだから、
それも考えなくてはいけないと、
『農的小日本主義』を出版した意義などのお話しをさせて頂きました。

最後に私の所感ですが、
「農」「種」をめぐる市民活動的方向性の学習会などに参加して、
いつも思うことですが、
「若い世代の人材不足」が急務なことを改めて感じる学習会でした。

 
 


  
 
 
 


●13:30 開会
「この学習会開催に至る経緯と目的」
中村陽子氏(NPO法人メダカのがっこう理事長)

●13:40
「農家からの質問を踏まえて」
篠原孝氏(衆議院議員、元農林副大臣、元農業水産政策研究所所長)



●15:20
「種子法廃止と化学企業による農業支配」
印鑰智哉氏(日本の種子を守る会事務局ボランティア、元オルター・トレード・ジャパン政策室室長)

 

  
   


●16:00
「今後の見通しと展開」 
山田正彦氏(日本の種子を守る会顧問、元農林大臣、弁護士)


 
  
●16:40
全員参加の質疑応答

●17:00 閉会
稲葉光國氏(NPO法人民間稲作研究所理事長)

 日本の種子(たね)を守る会
http://tane.life/


日本の種子を守る会
https://www.facebook.com/taneomamoru/




  

NPO法人『メダカのがっこう』さんの
オンラインショップ
田んぼカフェ(東京都武蔵野市吉祥寺市南町 5-11-2・西荻窪駅から徒歩 10 分)
じねん道の自家採種タネ
を販売して頂いています!
詳細&経緯はコチラ⇒

   

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