「生きている田んぼには、ドジョウがおる」(自然農法の創始者・福岡正信)
●「国際土壌年2015年」に寄せて
「土のことは土に聞く」「種のことは種に聞く」 「土」と「種」のつぶやきに耳を澄ませることから始まる。
「生きている田んぼには、ドジョウがおる」(自然農法の創始者・福岡正信)
2015年、右手に「土」、左手に「種」を! 「世界の悩みのタネ」は、まず「種」を蒔くことから!! それは、自らの両足に土を取り戻すキッカケ(入口)であり「第2、第3の農地解放」になる。 もちろん、小さな土地では、たった一粒の種では、世界全体の食事をまかなうことはできませんが、種が発芽するたびに、「食べ物はどこからやって来るのか」を知るチャンスが人間に与えられているとも言えます。
じねん道の考える「種蒔き」は、肌の色、人種、宗教を超えて人々が互いを理解しあえる世界を誰もが望むように、種の色、種類、○○科を区別せず、無為自然、土という無限のプラットフォームに種を蒔くこと。 一人一人の多様な価値観とは、人間だけのものではなく、生命を産み出す源泉としての「土」やそこに生きる植物、虫、微生物、動物などの営みにこそ「多様性」を学ぶべきではないでしょうか。 「我々は土から生まれ、我々は土に育ち、我々は土に還る」 私たちを生かしてくれる父母なる「土」と共にあることは、私が私であるための基本中の基本なのです。
2015年国際土壌年の年、右手に「土」、左手に「種」を取り戻しましょう。
Everyone be One Seed Farmer! みんな百姓にな~れ!一粒百姓からはじめよう。
●種蒔きに大切なのは、「恋の四か条」と同じです!
・タイミング(Timing):ころあい
・フィーリング(Feeling):直感的に
・ハプニング(Happening):予想外の
・ドント シンキング(Don’t Thinking):見返りを求めない
夢中になってそして盲目的に、「種に恋する」ように土を信じて蒔けば、後は 野となれ山となれ、
大船に乗った気持ちで、発芽と成長と実りをお待ち下さい。
『土の上にも10年目』一反百姓「じねん道」斎藤博嗣&裕子