本日8月1日(1977年)は孤高の画家「画壇の仙人」と称される
「熊谷守一」さんの命日です。
「私は生きていることが好きだから、
他の生きものもみんな好きです」
□熊谷守一(くまがいもりかず)
1880年4月2日 - 1977年8月1日
画家
「絵でも字でもうまくかこうなんてとんでもないことだ」
「ネコにくらべてイヌは
人間の言うことに気をつかうので
それほど好きではありません」
晩年は自宅からほとんど出ることがなく、夜はアトリエで数時間絵を描き、昼間はもっぱら自宅の庭で過ごした。
守一にとっての庭は小宇宙であり、日々、地に寝転がり空をみつめ、その中で見える動植物の形態や生態に関心をもった。
晩年描かれた多くの油絵作品のモチーフは、ほぼすべてが熊谷邸の庭にあったものである。
晩年「これ以上人が来てくれては困る」と言い、文化勲章の内示を辞退したことでも知られた。