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「医療・介護・生活サービス付再生住宅」申請書(株)グッドメディックス

2008-10-27 13:36:03 | 概要
様式第1号

平成20年10月  日

千葉市コミュニティビジネス・モデルプラン認定申請書


(あて先)千葉市長 鶴岡 啓一様


                  住所 千葉市若葉区小倉町859-8
                  氏名 株式会社 グッドメディックス
                  代表者氏名 蟻塚 和申       印
                

     
 千葉市コミュニティビジネス・モデルプランの認定を受けたいので、関係書類を添えて下記のとおり申請します。





   1 事 業 名:医療・介護・生活サービス付再生住宅
   
   2 部門  :一般部門

   3 添付書類:コミュニティビジネスプラン計画書
         別紙 千葉市の高齢者施設の現状











別紙
コミュニティビジネス事業計画書

 作成日:平成20年10月27日
■団体概要
①団体について 団体名 株式会社グッドメディックス(設立年月日)平成8年 月 日
代表者氏名
蟻塚 和申
担当者氏名
栁澤 吉則
担当者住所 団体事務所 
〒264-0007
千葉市若葉区小倉町859-8
担当者電話
043-237-7442(アリ薬局本店) 担当者FAX
043-237-3393
担当者Mail
yana.g-medix@s9.dion.ne.jp
メンバー (2人)
代表取締役 蟻塚 和申
取締役   栁澤 吉則



②活動の目的・設立の経緯





段階の世代が高齢化を迎えるなかで、千葉市において地域の中で安心してくらせる医療・介護の仕組みをつくることを目的とする。
③主な活動実績
(収益事業は★マークを付けてください)
A ★調剤薬局の運営


B ★訪問服薬指導の実施















■事業概要
④今後の事業計画

















































○事業の動機・目的

日本が高齢化社会をむかえた現在、地域の中で安心して介護が受けられることが求められている。しかし、現在、遠方の介護施設で家族と離れて老後を送る方が多いのが現状である。千葉市においては、特に美浜区において介護施設が著しく不足しており、全ての種別において全国平均を大きく下回っており、当区から遠方の施設に入所する人は多い(別紙 千葉市の高齢者施設の現状)
 また、施設ではなく、住み慣れた自宅で介護を受けたいという希望を受けて、介護保険をはじめ在宅にむけた多くの制度が整備されているが、地域での訪問による医療、介護、生活サービスの体制は未だ不完全で、在宅で十分なサービスを受けられるまでには至っていない。
 しかし、美浜区においては地域密着型の訪問介護事業者であるたすけあい美浜、高齢者をはじめとした地域住民に商品を配達する高洲第一ショッピングセンターなど、小規模ではあるが在宅介護に必須であるサービスに関する地域型の取り組みがスタートしている。
他方、住宅の整備に関しては、高齢者の住居確保、高度成長期に建設された公団型団地の再生などの必要性が指摘され、各種の支援制度も運用されてはじめている。
地域の中での高齢者介護の必要性というニーズと、地域型のサービスの提供の体制整備の下地がある地域の優位性と、住宅に関する各種支援制度の整備という環境から、本事業の収入の見込とともに現業である医薬品販売業と相互補完的に事業を発展させることが可能であると考え、本事業を計画した。



○ コミュニティビジネスにより解決しようとする課題

ア. 美浜区における介護施設の不足の解消
 ・当該区は全ての種別で全国平均を下回る整備状況である
イ. 地域型介護の体制の整備
 ・地域型のサービスは不十分である。
ウ. 公団型住宅の高齢化への対応、再活用
 ・居住者の高齢化でバリアフリー化などが必要である。
エ. 地域商店街の活性化
・ 地域の高齢化、郊外の大型店の出店により、新しいビジネスのかたちが求められている







○課題解決の手段
次の項目ごとに分かりやすく記載すること。
(1)地域課題を解決する手段について(具体的に)
(2)その手段のどこにビジネス的視点があるか(その手段自体に事業収益を得られない場合、どのような仕組みで収益を得るのか)
(3)その手段により課題の克服が可能と判断した根拠について

(1)公団型共同住宅をバリアフリーに改修し、ここに訪問型の医療・介護・生活サービスを提供する。
ア. 役割分担
・ 千葉大学工学部
住環境創造デザイン研究室福川教授に全体構想の監修を、
建築都市科学研究室小林教授に公団型団地における課題
と解決法について指導を頂く。
・ 千葉まちづくりサポートセンター、ほおずき
地域交流と住み替えに関する合意形成に支援を頂く。
・ グッドメディックス
  住宅管理:賃料回収、簡単な修繕等を行う。
医療提供:訪問服薬指導(お薬の配達)を行う。
・ 近隣開業医
医療提供:往診を行う
・ たすけあい美浜
介護サービス提供:訪問介護を行う。
・ 高洲第一ショッピングセンター
   買い物代行や買ったものを配達するサービスを行う。
・ たすけあい協議会
介護事業者を紹介する。
イ. 工程表
(ア) 初年度
・ H20.11 高洲団地内住宅1区画購入
・ H20.12 バリアフリー化工事、居住者募集
・ H20.12 当該住宅へのサービススタート
・ H21.03 福祉の街創りに向けた合意形成
・ H21.03 地域住民・事業者・行政の協議会設置
・ H21.03「地域で暮らす」シンポジウム開催
(イ) 2年目
・ 高洲団地住宅3区画購入、バリアフリー化工事
・ 上記サービス横展開
・ 住民へのバリアフリー住宅への住み替え説明
(ウ) 3年目
・ 高洲団地住宅16区画購入、バリアフリー化工事
・ 地域内から当該住宅への住み替え
・ 賃貸物件の管理を受託し、当該システムを導入、医療・介護・生活サービススタート
(エ) 4年目以降
・ 住み替えにより当該介護住宅のみの棟を作り、全面改装、エレベータ、見守り設備などを設置、1階部分に訪問薬局、訪問診療所、訪問看護、訪問介護、通所介護、食堂、銭湯、日用雑貨店等を設置し、医療・介護複合施設とする。
・ 三者協議会の継続、発展

(2)改修したサービス付住居からの家賃収入を得ることにより安定的に収入を得られる。
(3)既存の制度、スキームを組み合わせたビジネスモデルであり、それぞれの協力者が現に保有するスキームから安定的な収益を得ることが出来る。
⑤事業の強み ○ 事業の先駆性・成長性・独自性・社会性等
・ 先駆性:公団型団地内に介護住宅と一体となる形で医療・介護・生活サービスを提供できる、公団住宅の高齢化に対応すると同時に住宅ストックを活用できる。
・ 成長性:「団塊の世代」が多く住む美浜区は今後高齢化が急速に進行するため、多くのニーズがある。
・ 独自性:小規模から実施が可能で中小企業が実践できる、地域の事業者のネットワークを活用している。
・ 社会性:高齢化社会に対応する事業である。
⑥市場性 [現状]
美浜区は千葉市内でも介護・療養施設が極端に少ない地域であり(別紙 千葉市の高齢者施設の現状)地域の中でくらし続けることが困難である。
[将来性]
美浜区は団塊の世代が多く居住する地域であり、今後、急速に高齢者人口が増加する。
⑦事業に必要な資格・届出等
(あればご記入ください) ○資格 医療・介護の関連資格
○届出
⑧協力者・協力団体
(あればご記入ください) ・ 千葉大学
・ 高洲第一ショッピングセンター
・ NPO法人たすけあい美浜
・ NPO法人ほおずき
・ NPO法人千葉まちづくりサポートセンター
⑨活動の受益対象
者 千葉市美浜区の高齢者、地域住民、周辺事業者
⑩活動の広告・宣伝
(PR戦略) 協力者、協力団体の顧客ネットワークを活用する。

⑪同業者の状況 ・NPO法人ぐるーぷ藤(藤沢市藤が岡)
UR藤沢団地に近接する場所で、高齢者専用賃貸住宅、居宅介護サービスステーション、通所介護(小規模多機能)の複合施設を運営。医療、生活サービスなし。新築物件を建設し、入居金は高齢者専用賃貸住宅で約850万円。
・独立行政法人 都市再生機構
UR賃貸住宅団地を地域の福祉サービス拠点とするため、団地再生事業により生じる整備敷地や既存施設等を活用し、福祉等のサービスを行う事業者誘致を積極的に行い、国土交通省と厚生労働省の連携施策である『安心住空間創出プロジェクト』を推進している。平成20年9月より安心住空間事業者エントリー制度をスタートさせた。
・ボナージュ稲毛海岸
高洲3丁目にあるURのシニア賃貸住宅。家賃100,800円~
月収(年金月額)に対して家賃が25%以下になることが入居の要件。
・ライフタウン国領
慈恵医大付属病院に隣接する場所にあるURの高齢者向け住宅。同病院と連携し、医療、福祉サービスを、(財)高齢者住宅財団が生活サービスを提供している。家賃90,000円~

参考文献
1.深澤大輔; 新潟工科大学研究紀要, 12, 29-40(2007).
2.小山雄二, 瀬口哲夫; 日本建築学会計画系論文集, 610, 17-24(2006).
3.


■事業の収支計画書 (年度は弊社の決算期7月~翌年6月)
第1期
(スタート期)
H20/11~H21/6 第2期
(2年後)
H21/7 ~H22/6 第3期
(3年後)
H22/7~H23/6
予算内訳 収入 事業収入 家賃 300,000円
50,000x6x1 1,800,000円
50,000x12x3 9,000,000円
50,000x12x15
敷金・礼金 敷金・礼金各1ヶ月分
100,000円 敷金・礼金各1x3
 300,000円 敷金・礼金各1x16
 1,600,000円
自己資金 3,000,000円 3,000,000円 3,000,000円
借入金 円 6,000,000円 45,000,000円
補助金(国・自治体)

0円 地域優良賃貸住宅整備事業等補助金
1,800,000円 地域優良賃貸住宅整備事業等補助金
9,000,000円
補助金(千葉市) コミュニティビジネス・モデルプラン支援事業補助金
200,000円 円 円

収入合計 3,600,000円 12,900,000円 67,600,000円
支出 事業費 不動産取得費
(高洲団地住宅) 1区画購入
3,000,000円 3区画購入
7,800,000円 16区画購入
45,000,000円
建物改修費 400,000円 3,300,000円 16,000,000円
人件費
(不動産担当アルバイト) 100,000円 400,000円 600,000円
賃借料 円 円 円
通信費・交通費 円 円 円
備品費(消耗品費) 円 円 円
雑費 100,000円 400,000円 1,000,000円
返済 円 1,000,000円 5,000,000円
その他: 円 円 円
支出合計 3,600,000円 12,900,000円 67,600,000円
収支合計 0円 0円 0円
■創業時に係る経費の収支計画(※は、認定された場合の支援対象経費)
区  分 金   額 内      訳




自己資金 3,000,000円
借入金(家族・友人等) 円
借入金(銀行・公庫等) 円
敷金・礼金 100,000円 敷金・礼金 各1か月分
補助金・助成金 200,000円 コミュニティビジネス・モデルプラン支援事業補助金 200,000円
その他 円
計 3,300,000円


出 謝金(※)  20,000円 「地域で暮らす」シンポジウム講師謝金
広告宣伝費(※) 30,000円 シンポジウムチラシ作成、配布委託料
不動産取得費 3,000,000円 サービス付住宅取得費
印刷製本費(※) 0円
建物改修費(※) 400,000円 バリアフリー工事
その他 50,000円
計 3,500,000円
収支合計 ▲200,000円