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象山湯女追い太鼓

2009年05月20日 | Weblog
信州/湯田中渋温泉伝承之芸 象山湯女追い太鼓
旧幕時代、今の湯田中渋温泉は、湯田中村・沓野村《渋》(松代真田藩領)と上条村(徳川直轄領《御天領》)で形成されておりました。この地域は古くから、湯が湧き上条村の河原には湯女が大勢集まって、当時の一大歓楽街を呈して、大繁昌をしていました。松代藩の目付、佐久間象山は、この繁昌が、近在の農民の風紀をみだすからと大いに憂い湯女禁止の令を出したのであります。所が、御天領にはその布令が及ばないので、湯田中より貸付けしていた温泉を取りあげることによって、その実を上げようとしました。この湯女禁制の布告を知るや、湯女達は、こぞって、湯女禁制の令に反対し、鉦を打ちならし、太鼓をたたいて、一大デモンストレーションを起こしたのであります。象山が風紀を憂いだ処置は、湯女達の猛反撃をうけた、とうとう失敗に終わりました。それは湯女達の勝利のかちどきであったのではないでしょうか。この時の一大デモンストレーションが、象山湯女追い太鼓として今に伝えられているのです。象山湯女太鼓保存会

*この小太鼓は大太鼓・銅鑼の中の一部です「置屋・千両さん」より当館に寄贈されたものでロビーに展示してあります。

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