法昌寺 kokoniari

北緯45度にある小さなお寺より発信

「やわらか」をもって

2012-01-31 | 日校
1月
この冬はやけに雪が多い。お寺の門柱にも高く積もりました。


そんな中、子ども達がやってきました。

こんなに



お勤めをし、お坊さんの法話に耳を傾けます。
外の掲示板に書かれていた「和らかもって貴しとなす」についてです。
5年生の女子はちゃんと見てきたようで
「わらかをもってきしとなす」って書いてた、と。
で、「どういうこと?」と。
お坊さんのお話で、これは
「やわらかをもって、たっとしとなす」と読むと知りました。
わをもって、じゃないんだぁ。
やわらかを・・・なんだね。
お坊さんはどなたの言葉なのかをお話してくださいました。

やわらかを・・・かぁ。 


法話のあとは、今日は座布団をつかったゲームです。
お寺にはたくさんの座布団がありますから。
ゲームはいたって簡単。
じゃんけんで勝った人が負けたひとの座布団をもらえる、というもの。
次々にじゃんけんが始まりました。



取り合い?やわらかをもってですよ(笑)

チャンピオンは皆の座布団を積み上げた一番上に
ちょこんと座りましたが、座布団積み上げ過ぎで、すぐに
崩れ落ちました。
これ、写真撮るの忘れてしまいました。残念(;^_^A



ここでお昼ご飯。
今日の精進スープはコーンスープです。
秋に下沼で採れたトウモロコシを冷凍して保存したものと
玉ねぎを使ってのスープです。

あっという間にお鍋が空っぽになりました。
嬉しいですね。こういうの。
たんと食べて大きくなーれ。


さて、午後からはスノーシューを履いて隣の森探検です。
ここの森は秘密がいっぱいあって
そのひとつに「夏には入れない」というのがあります。
だから、雪が降り積もったこの時期に入るのです。
森の中に一歩入ると
時間が止まったような感じです。
音もなんだかシ~ンとしています。
みんなの声と雪を踏む音だけが響いているよう。
でも、でも、よくよく耳を澄ますと
聞こえる、聞こえる。

小鳥の声があっちからもこっちからも、いやいや上からだね。
あの木のあたりかな。
時々、枝に積もった雪が一気に ザザーっと音を立てて落ちる。
カラスも鳴いてる。一羽じゃないね。
静かだと思ったけど、森には森の音がけっこうああるってことに
みんな気がついたみたい。


かくれんぼしよう~。
葉っぱを落とした木と雪の中でするかくれんぼは
技が必要です。
鬼はやっぱりjunkoさんだよね(爆)
もーいいかい!もーいいよ!
なかなか見つけられません。
みんな、すごい技を持ってます。
う~ん、さすが!
日曜学校が「忍者学校」という別名を持っているのが
よくわかります。

雪で体を隠しカモフラージュする忍法「雪埋もれ」
木の幹に隠れ、鬼が移動するのと一緒に移動する忍法「木陰歩き」

やっと全員見つかりました。



さて、この日がお誕生日だというH君に
みんなでハッピーバスディーの歌をプレゼントしました。
雪のケーキに枝のロウソク。
ふーっと消してくれるH君。
おめでとうの拍手が響きました。
junkoさんが
パーティーなんだから豪華にお肉を食べよう、と
リュックから出したのはなんと鹿肉のミニステーキ!(大げさです)
ホントは薄くスライスし、焼いた鹿肉です。
一人、2枚ほど。
おいしい! まだ食べたい! おいしい!



この鹿肉はノブさんが持ってきてくれました。
「みんなに鹿の話をしてあげて下さい」と。
ノブさんはハンターになる修行を今、しています。
鹿の命がみんなの血や肉、命となってくれるのです。


    感謝していただきます。
    ありがとう。





本堂に戻り、おやつタイム。
今日のおやつはお鏡餅を乾燥させて作ったオ・カ・キ。


食べ終えお片付けをしていると
Aちゃんが小さな声で 「歯、抜けたの。」と。
乳歯です。
「今度は大人の歯が生えてくるんだね。」と言うと
「うん」と大事そうに抜けた歯を握りしめてる。
生え変わり。
そうして、大きくなっていくんだね。




お片付けの後、恩徳讃を歌いました。



また遊ぼうね。

























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