ある お客様からのお問い合わせ
: 『ブラジルのサンタマリア産のアクアマリンを探しています。』
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私の知る限りでは 現在ブラジルのミナス・ジェライス州、サンタマリア鉱山においては
産出が枯渇状態であることもあり 殆どと言って良い程 流通しているものは 少ない。
たとえブラジルからの仕入れと言っても 日本の鑑別機関からの 元産地証明が出るわけでもなく、
私たち色石専門業者も 大変困っているのが本当のところです。
・・・ただ
ほぼ毎月 現地ブラジルに 買い付けに行っている ある業者の方に
直接問い合わせしましたところ
ブラジル産のサンタマリア・アクアマリンと言うものも全く無い訳ではなく
ほんの数点なら 以前 手に入れた持ち合わせが在るはかも知れない、・・・・との返事でした。
わたしも サンタマリア・アクアマリンは 何点か持っているのですが、
殆どの物は 色がほんのり柔らかなブルーなのですが、
十年ぐらい前に 偶然手にする機会があり
『特別 サンタマリア・アクアマリン に興味があった訳ではなく 紹介された品物が
以前には 殆ど見た事も無いような あまりにも濃いグレーニッシュブルー色とでも
申しましょうか 目だった大きな内包キズも無く 宝石として 程よい大きさの 4.86ctで
『 石サイズも : 10.30× 10.03 × 6.54 mm 』 で
大きすぎず 小さすぎす とても見栄えがしたので
『・・・・これこそ ブラジルのミナス・ジェライス州、サンタマリア鉱山産 』
・・・で は な い か ・・・・?
・・・などと 勝手に考え 当時としては 少し高い買い物でしたが、
見た事も無い程 濃いグレーニッシュブルーを手入れた事があります。
買ったときは覚えていたのですが、毎日が忙しかったので、すっかり忘れていて
ずっとしまっていましたが 2年ぐらい前に 新しく鑑別書を依頼作成しました。
そうしましたら、
『 通常、 色の改善を目的とした加熱が行われています。』・・・と言うコメント付
コメント欄に 『 通常 、』 が入っていたのと 拡大写真などを観ると
細長く 細かい 成長線とも取れる様な線が 幾重にもあり
・・・・ひょっとして非加熱の証なのかも?・・・・などと思いなおし
当時にしては すこしばかり 高い金額を支払ったことを
この時になって初めて 納得した次第です。
今でも展示会などでも 何度となく サンタマリア・アクアマリンを観ますが
この石 以上の魅力を秘めた アクアマリンと言う宝石には まだ出会えてはいません。
お時間のおありの方で サンタマリア・アクアマリンにご興味のおありの方は
是非 横浜元町の 当店に足を お運びください
15倍ルーペで覗いて 確認して戴くと
きっと 『吃驚するような 綺麗なアクアマリンだ!』と
ご納得して戴けるとおもいますので、・・・・・
横濱 元町 宝石店長
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尚 このサンタマリア・アクアマリン4.865ctに ご興味のおありの方は
詳しい価格等については お電話等で 直接お問い合わせください
TEL 045-664-0941