足袋のほつれなどは、自分で裁縫をして治してきたが、衣(正式には略衣、化繊でできていて、ふだんに着用する簡単なタイプ)に肩の部分が、ほころびてしまった。ここは、自分ではどうしようもないので、アトリエとしてのソーイング教室を主宰している友人トシさんに頼みに行った。快く引き受けて下さったが、僧侶用の衣というのは、きっと初めてだったのか、試行錯誤を繰り返しながら、仕上げて下さった。プロだから、仕事には妥協しない、しっかり仕上げたいという心意気が伝わってきた。