宝泉寺 ブログ

財法二施 功徳無量 檀波羅蜜 具足圓満 乃至法界 平等利益

寒中托鉢行で、お布施をいただいたときに、お唱えする偈文です。

財法二施 功徳無量 檀波羅蜜 具足圓満 乃至法界 平等利益 (ざいほうにせ くどくむりょう だんばらーみつ ぐそくえんまん ないしほっかい びょうどうりやく)

財という布施と法という布施は、その功徳ははかりしれません。この二つの布施は、満ち足りており円満で欠けるところがありません。そして世界に平等に利益を施すというのが、だいたいの意味です。
3句目の「檀」は、檀家の「壇」です。ダーナという布施の意味になります。檀家さんは財という布施で寺を支えるということで、檀家さんと言います。

お布施をあげる方の姿は、いろいろあります。
ひざまずく方、
声をかけて下さる方、
玄関先にお布施を置いて下さる方、
玄関の戸に布施をセロテープで貼る方、
後から追っかけてくる方、
散歩中に下さる方、
玄関を開けて中で座って待っている方、
「おーい」と呼び止める方、
一緒に写真を撮って欲しいという方、
夫婦で待って下さる方、
パジャマ姿のままで出る方、
歯磨きしながらお布施をする方、
子犬を抱きながら布施する方、
帽子を外す方、
お菓子や野菜を下さる方、

皆さんの姿は、私以上に素晴らしいものです。私以上の姿に思えます。
布施は、「喜捨」ともいいます。よろこんで、執着を捨てて行うのが布施です。私に、お金を出さなくてもかまわないのに、わざわざ玄関先まで出てきて布施をされることの方が、本物です。
私は「ごめんなさい、こんな私で」と思いながら、頂きます。

明日からは最終週、ラストウィークです。

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