今回は事実上の利上げを行った日銀が更なる利上げを行うかどうかを占っ
てみました。
日銀は認めていませんが事実上の金利引き上げを行いました。
インフレ抑制と円安抑制を目的とした対応ですが、日銀はこれ以上の変更
は明言していません。
金融市場では大きな影響があり、円高への為替シフトや市中での金利上昇
による不安などが生じています。
欧米ではインフレ抑制の効果があったとして、金利引き上げを抑える方向
も出ている中で、この時期に金利を動かしたことに対する憶測も出ていま
す。
更なるインフレ抑制のために金利引き上げを行うのか、事実上国債への影
響によって時価評価での評価損が発生することに対する市場評価(日銀は
簿価評価)もあって、バランスを崩した場合は大きな痛手にもなります。
さて、更に日銀が金利引き上げを行う可能性があるのかどうか、市場も注
視していますが、どう動いて来るのでしょうか。
写真は占いの結果となります。
左側が日銀自体の状況、真ん中が日銀を取り巻く環境状況、右側が結果と
なります。
まず日銀自体を表しているダイスが天王星を示しています。
天王星は明るさや変化、独立や創造、直観や逸脱、反逆といった意味があ
り、予想外の展開や変化を表し、自分の意志から離れた状態を表すとされ
ています。
このダイスが表す意味の通り、日銀の対応は世界の経済実体とは大きくか
け離れた状況になっており、行き過ぎた金融緩和によって国際経済の中で
の立ち位置がズレ、国内の景気も全く効果が出ない状態で閉塞しており、
これ以上緩和政策に拘っても何も得られない状況にあることを意味します。
これは新型コロナウイルスによる世界経済の影響もありますが、当面は経
済を大きく良い方向に導くだけの材料もなく、バランスを欠いた金融政策
を継続できない状況を打破せざるを得ないことを日銀も理解しており、そ
の一歩として観測気球的な利上げを行ったということを暗示します。
次に日銀を取り巻く環境状況ですが、ダイスは双魚宮を示しています。
双魚宮は自由やボーダーレス、共感や流行、不明瞭といった意味があり、
想像力に富み、思慮深い、幻想や芸術を好むといったことを表します。
ロシアや中東などの石油や天然ガスを巡る動き、中国の経済停滞なども重
なって、国際市場での経済の流れは停滞しています。
出口が全く見えない状況下にあり、単独で金融政策を保持できる状況でも
なく、市場金利の行方によっては過剰な資金によるパニック的な投資状況
になり得る、そんな懸念が国際的に存在しています。
日銀も単独での為替相場への対応で対応できず、より強い力に沿った金融
政策への移行に軸足を向けざるを得ない、そんな状況に囲まれてしまった
ことを意味します。
ここに来て増税の対象に法人税が上がっているのもそうした流れになって
います。
今までの政策(アベノミクス)の放棄へ繋がっています。
この環境はもはや動かすことができないという状況です。
次に結果ですが、ダイスは数字の2を示しています。
数字の2は取り巻く環境や周囲や財産といった意味があり、お金や資産に対
する意識や行動、価値観を表すとされます。
今までの金融政策では何も変わらず、国際的に不利な立場に立たされた状
況でこれ以上今までの金融政策を継続する意味はありません。
ある程度現実的な感覚で国際的な協調や税収の確保も考えざるを得ない状
況にあり、金利の引き上げはもう少し引き上げていくことになります。
欧米ほどの金利までは上がらないと思います。
また、政府の思惑とは異なった経済界の動きに対しても一定の楔が打ち込
まれ、関係性があまり良くない状況になっていくことを表しています。
国が採っていく政策と経済界の動きが全く合わないといったジレンマによ
って、更に経済的な思考乖離が発生していくことを表します。
しばらくは財政再建的な発想による経済政策が執られることになります。
従って、従来型の経済政策を期待する人たちにとっては非常に厳しい経済
環境に向かっていきそうです。
今後は更に国際的な経済環境は変化をしていきます。
景気が一気に上がるといったこともなく、投機的な動きも思ったようなエ
ネルギーともなりません。
また、信用不安的なリスクも一部の国では顕在化していきます。
日本を取り巻く国際社会は経済不安の方向に入ったといってよいと思いま
す。
今後は投資の方向性をしっかり見定めて、将来的な投資を着目した動きを
政府や企業も立てないければいけません。
まだまだ保守的な流れが残っていますが、日本も大きな転機に差し掛かっ
たと言えます。
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