こんにちは南仙台の父(hrperficio)です。
今回は新型コロナウイルスの影響も小さくなったことで、海外からの観光客
も含めて勢いを取り戻しつつある観光業について取り上げてみました。
観光が盛んになれば、その一方で様々な問題も発生します。
マナーなども問題もありますが、観光客が増えることによる原価、更に深刻
化する人手不足の影響もあります。
また、一部の場所では環境保全なども目的とした環境税も出ています。
今後日本も厳しい財政状況や労働状況など、多くの問題を抱える中でコスト
を誰が負担すべきかの議論も生まれています。
受益者負担を背景とした観光税には、観光客が減るリスクを心配する業界の
存在もあります。
さて、様々な問題を抱える中で観光税の制度はコスト面で大きな改善効果を
生み出すことはできるのでしょうか。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、世界のカードの正位置が出ています。
世界のカードの正位置は成就や完成、完全や全体、理想や正確、永遠不滅や
旅といった意味があります。
やるべきことは間違いないという意味で捉えた方がいいでしょう。
もちろん、多少の影響を受ける可能性はありますが、基本的にはサービスの
提供においては受益者負担は当たり前の考え方です。
自分だけ良ければいいという考え方ではなく、日本というよりも世界の資産
として観光資源を捉えるのであれば、国内外からの全ての観光客から税金に
限らず必要コストとして負担をさせることは何の問題もありません。
もちろん、日本で有りがちな一部の業者や有力者のみが甘い汁を吸うような
体制も許すべきではありません。
公共交通機関を利用したり、宿泊・飲食のサービスを受ける感覚と同様な意
味合いでの観光税は避けて通れない形になるでしょう。
税率もどこまで考えるかはありますが、そもそも日本の今の物価が安過ぎる
こともあり、その上で海外からの観光客は免税制度の恩恵があります。
そうしたことも考えると10%を超えるような税率負荷は何ら問題を感じさせ
ないものとなるでしょう。
おそらく、結果を気にするのは日本の国内の人たちだけになります。
もちろん、日本人や日本に住む外国人にも同じ税負担は生じます。
買う体験から楽しむ体験へ、旅の楽しみ方の本質を変える意味でもこうした
きっかけは重要となるでしょう。
次に環境条件ですが、女帝のカードの逆位置が出ています。
女帝のカードの逆位置は挫折や軽率、虚栄心や感情的、怠惰や過保護といっ
た意味があります。
観光業に関わるほとんどの団体はかなりの拒否感を示すことは間違いないと
思います。
また、推進派と反対派の考え方の差もかなり大きくなります。
たぶん、自民党でも推進派と反対派の対立軸は大きくなり、まだまだ利権に
絡んだ考え方が支配的となることをカードは示しています。
また、税の公平性の点で消費税と同じ感覚が生じること、免税業者を設定す
るなどの経過措置を作る、税納付の中小業者の負担軽減など、様々な課題も
発生していきます。
しかし、日本の税制そのものに大きな問題があり、税の公平性や透明性を高
める意味でも、これは良い機会となっていきます。
むしろ、大きく日本の経済・課税・受益者負担のコストといった観念を変え
るマイルストーンにできることも意味します。
政治や官僚の世界だけでの議論だけでなく、社会に必要なコストをどうねん
出するかという意味でも重要な話になります。
目的税とすべきなのかどうかも含めて、今後は日本人だけでの税収では国も
支えきれないことは誰の目を見ても明らかです。
こうした違った視線でシステムを変える企図として、社会を再構築する契機
とできるかどうか、それが大きく問われることになるでしょう。